前期・後期で総入替。従って前期でチケットを買うと、後期の割引券がもれなくついてくる♪ちなみに半額になる。
代表作からそうでないものも摺りの状態、保存状態共に非常に上質との触れ込み。あと、国芳が影響を受けたであろう同世代の作品も展示。
同世代に誰がいるんだと?ビックネームばっかだよ⇒円山応挙、長澤蘆雪、月岡雪斎、司馬江漢、亜欧堂田善、安田雷洲、山東京伝。一人絵師じゃあないが。
確かに保存状態は好かった。お陰で目が痛い。
で、戯れ絵にて思わず笑わせてもらいました。
役者絵は役者自体が、絶世の美男子とか美貌の○○とかヒラメのお造りのように美しく繊細(これは当世の評)という説明文が多かった。そこで「絵を見りゃ何となく分かる。」と鑑賞者が納得する方向に持っていくのは流石にプロだなと思う。
見た事のないものも結構多かったし、同じ題材で複数枚仕上げているものもあり、それは同じ人が描いたものでも年齢によって切り口が違うというのも目にすることが出来、興味深かった。あと、奉行所に誓約書をそれなりの枚数提出していたりなんだりと、ぎりぎりというかきわどい活動をしていたことから、国芳の影響は多大だったと推測出来る。
個人的に「!」と思ったのが、《楠正行京軍之発向を見て諸士を集えて敵を砕の謀戦立の手賦を議し給ふ図》と、展示品の中でも1、2を争うような長さの題のもの。読みは《くすのきまさつらきょうぐんのはっこうをみてしょしをつどえててきをくじくはかりごとのいくさだてのてばりをぎしたまふず》。
鳥瞰図に近い構造で、一体どこから幕府方の軍勢を見ているんですか?と思わずにはいられなかった。正行のみが兜を被っており、後は烏帽子か鉢巻。正行の顔は殆ど見えないが、すぐ後ろに正時(弟)や従兄弟の和田(にぎた)氏達がいたが、鉢巻だった・・・・・・。
作品の中に《猫と遊ぶ》というのがあったのだが、どう見ても「と」よりも「で」の方が相応しく見えた。
それにしても国芳って、ホント猫大好きなんだねぇ。山東京伝も猫好きで二人して作品作っちゃっているあたりがまた・・・・(笑)。
時期が時期だったので、写真をががっとアップ。
美術館は府中の森の中。そこには日本庭園がある。
猫がいた。あまり人馴れはしていない。
左側から黒猫さんがやってきて、先客は甘えまくるもつれなくされる。でもめげず。
こういう形に落ち着いた。
雨上がり、美術館へと向かう。以下敷地内。
左側は藤棚だが、まだ葉が伸びていない。
ここは藤色の藤とピンク色の藤。
水に濡れているのが、コーティングに見える・・・・。
木瓜の花です。上も下も。
連翹(れんぎょう)と一緒に咲いていた。
何をどうやったらこうもねじくれるのだろうか・・・・・・?
東府中駅から府中の森へ行く途中で出会った。
散華していたので、ふと上を見上げると・・・・
山盛り。
こちらは駅の方で見かけたもの。
本日のお茶。
お茶は16年はダージリン、オータムナル、ジュンパナアッパー茶園のもの。
府中の森へ行く途中に小さなパン屋さんがあるんですが、そこで購入したクリームパンと林檎のデニッシュ。美味!
お茶その2。
本日潅仏会(かんぶつえ)こと花まつり。つまりお釈迦様の誕生日なのだが、甘茶が手に入らず。
お茶は12年のダージリン2ndフラッシュ、マーガレッツホープ茶園のゴールデンディライト。DJ-189。2ndにしては摘出時期が6月と遅め。
お茶請けは銀のぶどうさんのいちごショコラ掛けサンド。単品だと美味しいが、このお茶とは合わなかった。
もう一つは最寄駅のスーパーのベーカリーコーナーで購入した、アプリコットタルト。こちらは杏の甘酸っぱさと喧嘩することなく、とても相性が好かった。