タイトルまんまです。
以前のオンライン日記から拾ってきたものです。まんまコピペ。
2006-08-04(金) アメリカ、イスラエル、イラン、英国、北朝鮮、シリア、レバノン以下略 --------------------------------------------------------------------------------
シリアのゴラン高原でイスラエル兵を狙った爆発が起きましたが(死傷者ナシ)、続報がありません。ということは、シリアも遂にイスラエルに対して動いたことになる(シリアはレバノン首相と仲が悪い)。
動いたといっても個人もしくは個人組織レベルだろう。まー後ろで何か動いてるかもしれんがね~。
ゴラン高原のイスラエル兵が皆殺しに遭っても、イスラエルは文句を言える立場じゃあない。1967年以降、異教徒の分際で占領しているわけだからねぇ。
それからイスラエル側は、「ヒズボラの攻撃が都市部に及べばただでは済まないことに思っていなかったようだ。」と言っているようですが、彼等とてそこまで愚かではないはず。あと、イスラエルは、「イスラエルは国際社会からの圧力に敏感。」と自称しているが、何処が!?
原理主義者=テロリスト及びテロリスト予備軍というような考え方をイスラエルはしているようですが、そう考えているならサウジアラビアもその枠内に入ることになる。サウジアラビアはイスラム原理主義国家だが、親米国だ。
今回チェチェンやアフガン(79年の侵攻戦含む)、イラクで起こっている戦争のように、周辺国家や宗教的に関連がある国が支援することは、レバノンではかなり難しい背景がある。何故なら国民の35%がキリスト教徒。残りはイスラム教徒なのだが、34%がシーア派、21%がスンニ派、7%がドルーズ派なのだ(残りの3%は不明)。
これはイスラム教に限らずキリスト教でもそうなのだが、権力争いを盛り込んだ宗派争いが存在している。それは現イラクの状況を見ていただければご理解いただけるかと思います。
しかもドルーズ派といったら、イスラム教の中でも異端扱いされている宗派。ドルーズ派は、輪廻転生を信じ、サウム(断食)やサラート(巡礼)を義務としない以下略といったような、仏教折衷イスラム教。ちなみにシリアにも存在する。
イスラム教の宗派はスンニ派が九割を占める為、シーア派は一割という事になるが、そんなシーア派は更に12イマーム派、イスマエル派、ドルーズ派、アラウィー派に分かれている。
話を元に戻して、イスラエルはヒズボラ掃討を第一目標としているようだが、裏ではレバノンからシリア人を追い出すことも画策しているという話だ(アリエル・シャロン首相の時に持ち上がった話だが、続いているのか?)。ナチスと同じですな。
で、ヒズボラ掃討はパレスチナとの紛争解決に結びつくだろう。そうイスラエルは踏んでいるようですが、政権がハマスに移ってから本来彼らに渡すべき税金を渡さないで、窮地に追い込んだ挙句銃を突きつけるような真似をして、(円満)解決を図れるというのだろうか?
WWⅠを利用し、バルフォア宣言を出した英国ですが(1947年にパレスチナ分割決議を出した国連も責任取れよな)、レバノン南部に政府を無視したテロリスト国家が誕生した。と言っています。レバノンの南部と北東部はヒズボラの影響が強いだけです。
それに政府を無視したといっているが、政府が脆弱だからだ。レバノン政府もヒズボラなしでは立ち行かないところもあったと聞いている。
確か米英共々レバノン政府が脆弱だと認識していたはずだ。"テロとの戦いが~"といっていたのであれば、間接的にアプローチをしてレバノン政府を強化してゆくという選択肢も取れたと思うのだが?レバノン政府が弱体の方が、米英には都合が良いのか?
1982年に、破壊的な奇襲でイスラエルを好き放題に攻撃してきた(当時はヒズボラではなく、パレスチナ人だったが)と英国側は言っている。
当時難民キャンプでパレスチナ人1500人が虐殺される事件があった。
その原因の一環を担っていたのはイスラエル軍だったのだから、報復活動に出るのは当たり前だ。相手が軍人なら報復するのは(言ってしまえば)お門違いだが、難民キャンプで虐殺といったらその対象が弱者であることは想像に難くない。
英国側が言ったことで理解に苦しむことがある。
「今回ヒズボラが行っているのはあくどい戦争行為である。」→じゃあイスラエルの行為は容認すると?イスラエルの十倍以上の死傷者が出ているのは関係ないと?彼等は民兵組織である為、ロケット弾くらいでしか攻撃できない。
それに、イスラエルはレバノン兵には敵意が無いといっているが、じゃあ最も死傷者を出している民間人に敵意があると思っていいのか?
「オスロでの和平交渉が平和的解決という道を開いた。」→オスロ合意は1993年だが、合意の内容に沿った自治交渉が進展しないことにパレスチナ人の不満が爆発した(2000年9月)。
イスラエルによって住む土地を奪われた人は300万人を超える。難民とさせられたのにもかかわらず、イスラエル側は難民の帰還を拒否。和平交渉が挫折して六年も経過するのに、まだ道は開かれたというのか?
「今回の戦争を誘発したヒズボラの残忍な行為の口実は何処にあるのか?」→今回の出来事を総合してみると、(個人的には)そういう風になるように仕向けたと思える。
ヒズボラが越境行為をして、イスラエル兵を二名拉致したといっているが、国境線は具体的には何処なんだ?
そして国際的な国境線と、イスラエルが国境線として認識しているところは同じ場所なのか?あと、刺激しなきゃいいだけの話じゃあないか。
ところで、拉致された二名は今何処で何をしているんだろう。
「ヒズボラはパレスチナの兄弟たちを救いに来たとでも言うのだろうか?」→攻撃の手段が限定されていることを一番よく理解しているのはヒズボラ自身だ。今回のやり取りにおいてパレスチナ人がどう出ようと、彼らの関心はそこまで回らない。
「イランはヒズボラを通してスンニ派を封じ込めようと構想を抱いている。」→南部にはシーア派もいるが、南部に固まっているのはドルーズ派だ。尤もイランがそのような構想を抱いていたとしたら、シーア派ベルトの存在を無視したりはしないと思う。。
そうそう。タイトルに北朝鮮があるのは、北朝鮮のミサイル商売ルートが今回の事件を通してほんの少し明らかになったことを踏まえて入れただけの話です。
して、イスラエルはレバノンをヒズボラの魔の手(大笑)から救うとか言っているようですが、蔑みの意を込めて大笑いしていいですかぁ(語尾上げ)。
メサイヤコンプレックスですか?
最近日本人にも多いメサイヤコンプレックス。嫌いというよりは全員まとめて滅んでくれ。欝陶しいったらありゃしねぇー。
あ、ちなみに先週辺りから中東関連の話を結構打ち上げていますが、無論専門家ではないですし、自分そっちの情報に詳しい方でもないです。
ただ新聞やネットで拾える少しの情報を元に、憶測も交えながら書いているので、信用しないで下さい(そういうことは先に書け!)。
何かもう、もっとマトモな考察は出来んのか?ってなレベルですな。い~んです。所詮は素人のたわごとさ。
本日のお茶は冷やし玄米茶と埼玉県は蓮田市で製造されている、浅草とろ生プリン。甘さがしつこくなくて美味しい。お茶ともそこそこ合った。