昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

漢字変換違いでイヤなものに・・・・・・

 観応の擾乱に関連した話を落ち武者さんとは違ったオフラインの人と話していたら、冗談半分に「官能の情乱?」と言われ、否定出来なくもないことに気が付いた。
 足利兄弟と高師直の三角関係という、ど~しよーもない想像力を働かせて歴史的事実を曲解すると確かにそうとも取れる……。

 

 …………い、嫌過ぎだ(←何を想像した!?何を!!)。

 

 一説には尊氏は愛妻家という評価があるそうだが、愛妻家ってあーんなにも無分別に手を出しまくって子供設けるか?で、どちらかというと尻に敷かれていたイメージの方が強いんだが、正妻も後ろ盾を失った以上バランス感覚を以ってうまく態度を使い分けていた感じがする。


 ここでも兄弟は正反対で、弟は実子が一人(ただし夭逝)。で、尊氏の次男で正妻から徹底して差別(虐待?)されていた直冬と尊氏の七女を養子にしている。直冬の母は関係を持った女性の中で最も身分が低かったためか、尊氏自身も実子として認めていない。しかし周囲の態度や史料からすると、公然の秘密だった模様。性格もそっくりだったらしいが、もしかしたら容姿もそっくりだったんでは?と疑ってしまう(いわゆる同族嫌悪)。

 そういった経歴を不憫に思ったのか、直義は尊氏の分までたっぷり愛情を掛けて育てたらしい(直義の妻も協力的だった?)。直冬も直義に対しては素直ないい子だったようだ。ちなみにこういった関係が後に更に様々なものをこじらせ悩ませていく。

 

 書いているときりがなくなりそうなので、この辺でやめる。