昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

イスラム・フォビアの下地は十分?

 風刺画を編集した書籍が発行され、在日イスラム教徒から抗議の声が上がっていますが、多分この抗議の結果は悪い方向に進むと思う。

 ただでさえイスラム教徒に免疫がなく、欧米のキリスト教的概念によって編集されたニュースを通してイスラム社会を見ている日本人は、潜在的に「イスラム=怖いもの」という意識を刷り込まれている。

 そもそも仏教画や神様が意匠化されたものが極当たり前に日常にあり、神仏の名を口にすることに何の抵抗もない日本人からすると、より初期に近い一神教は正直「理解出来ない」領域。

  ついでに同じイスラム教でも、神は偶像化してはならないが預言者はその対象にはならない。と見ている人もいるにはいるので、余計ややこしい。

 

 偶像化するのは駄目だということは分かった。が、ここ日本だし、一々取り合うのも面倒。そもそも来てくれって頼んだわけじゃあないし、居てくれとも言っていない。あと、嫌韓本や反中本があるのに何でイスラムだからって特別扱いしなきゃならん?

 と、そう考える人が居ても何ら不思議はない。

 欧米のようにイスラム・フォビア(イスラム恐怖症)とまでは行かないかもしれないが、嫌悪・排斥の対象としては十分に条件を満たしていると思う。現に既に行動に出ている輩(ともがら)も居ることだしな。厭な報復活動だこと。

 

 報復活動といえば、ヨルダンがその行動に出ていますね。その行動原理が感情を主体としておらず、冷静な計算に基づいた故での報復なら是非進めていただきたいものです。武力以外でも報復活動は出来るはずだが、ヨルダンの立ち位置や地理的なことを考えると長期戦は望めない(と自分は見る)。

 

 あと、日本はテロとの戦いには屈しないと明言したが、「テロ」というのを再考した方が今後の為にはなるだろう。国家によるテロというのもあるからだ。それは南北朝鮮(ついでに中露と米も含めてあげよう)が日本にやっているので、説明は特に必要ないかと。

 

 ・・・・・・にしても、説得力に欠ける内容だな。

 

 本日のお茶。

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 お茶は上番茶。

 お茶請けは京都府京都市尾州屋さんの京風そば餅。中の餡の炊き加減が予想以上にしっとりで驚いた。