昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

粢♪

 シリーズ粢。ファイナル。

 一(ひと)月に一つずつというペースで食べてきた粢納豆ですが、今回が最後。勿論賞味期限なんぞ完全無視。この納豆は早く食べると豆の味が強く、賞味期限もしくは期限超の頃に食べるとまた違った味わいが楽しめます。メーカーさん曰く、納豆本来の味だそうだ。(←だからといって、オマエこれは寝かせすぎだろ!!)

 

 トリを飾るはこれ↓シリーズの中でも2パック500円(抜税)と高め。

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 何と絶滅危惧作物の油付き。

 胡麻のどこが絶滅危惧?とお思いの方へ一言⇒国内に流通している胡麻の殆ど、具体的に数値変換すると99.9%が輸入物です。

 ちなみに国内の胡麻の生産量は、多い順に白胡麻、黒胡麻、金胡麻となっています。半分以上が白胡麻。金胡麻は1割くらい。

 

 セット内容。

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 金胡麻油と、たれと和辛子。

 

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 賞味期限を相当過ぎているのだが、チロシンアミノ酸の一種で、表面に浮き出る白い粒粒。筍を茹でた時に出る白い粒とものは同じ)は浮いていない。

 粘りの具合は納豆というよりはとろろっぽかった。

 納豆好きの上に胡麻油及びその香りが好きという人には堪らない。

 

 本日お茶はしていません。転寝して気がついたら3時だったんで(汗)。母親の水筒の中身と朝飲んでいくお茶は用意しましたが、自分のは淹れていない。

 後以下は余談。

 

 奈良時代の文献に胡麻や胡麻油の存在か確認出来ますが、これも元々は大陸から来たもの。但し、「胡」という字がつくことから、これは大陸原産ではなく、大陸の西の方、つまり中央アジアよりも西からもたらされたものだと分かる。二胡や胡瓜(きゅうり)もそう。

 

 (中華思想に基づくのであればの話だが、)西胡、北狄東夷、南蛮という言葉がある。例えば北狄(ほくてき)。これは北の蛮族、未開人、未成熟な、非文明人、まつろわぬ者共などという意味を持つ 。

 その4つの言葉から方位を取ると、 「胡」「狄」「夷」「 蛮」という単語が残るが、これは全て「えびす」と読む。

 じゃあ、七福神の七柱中 唯一のメイド・イン・ジャパンの神様こと恵比寿(恵比須)さんは?と思う方もおられるだろう。

 恵比寿様またの名を恵比寿三郎。生まれた時に蛭子だったが為に実親に流され兵庫県かどっかに辿り着いた、しぶとい神様(←神に向かって暴言ですか?)足腰がちゃんと立つまで3年掛かったから、生みの際に三番目に生まれたから「三郎」とつくと諸説はありますが、現在物凄く有名な神様になっております。

 身体が未成熟だったが為に「えびす」という名になったのだと思うが、流石にあまりにダイレクトな漢字をつけるのもためらわれた為、「恵比寿」と吉祥を感じさせる字になったのではなかろうかと。

 試しに「えびす」と打つと、候補として「蛭子」と出てくるのは名残だろう。「戎」という候補も出てくるが、これは戦装束のこと。なので鎧姿を身にまとった姿というのを「戎姿(えびすすがた)」と言う。

 

 ・・・・・・本編よりも余談の方が長いような気もするが、まぁいいか。

 もし、ネットや書籍で見て、または自分が知っているのとは違う、や間違いなどありましたらご教授していただけると幸いです。場合によったら自分の記憶を上書き保存しますので。