昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

ペルシア絨毯展に行ってきた

 場所はイラン大使館の地下。場所柄招待状が必要。
 ベレ連行。二人してめっさ浮きまくっていたことを付け加えておこう。

 

 

 ウールなら手が出せなくない値段でした。いいなと思ったのが200×150くらいので20万ちょっとだったから。懐はともかく、うちには物の価値が分からないのがいるので、購入は躊躇った。挙句見送り。こういったのは一期一会なんだが、物の価値の分からないやつに使われるのもなんだなぁと思う。

 どんなに良い物であろうとも、価値が分からなければものは沈黙を守るのみ。分からなければ物語は紡がれないし、その人の目には「物体」としてしか映らない。ただ、ここまでいくともうコレクターの世界に入りかねない。それは「使うもの」としてのものの存在感と価値観はどうなるんよ?ってのーがあったのやめました。

 つまり自身にとってはまだその領域に踏み込むべきじゃあないって事だ(涯分を量らざるに似たるってやつだ)。

 

 シルク素材でも「これは♪」と思う一品があったが、さーすーがーに、手出しできる値段ではなかったです。大きさとしては120×150くらいだろうか。ん?値段?480万。

 中には1千万円を超えるものもありましたが、買う人いるんだろうかな?と思った。日本の住宅建築って欧州とは異なり絨毯を必要とする造りではないので、もし購入するとしても使えるのは応接室くらいでは?と思う。自宅の応接室にも絨毯は敷いてあるが、現在物置と化しているので意味あんのか?と思う。

 

 絨毯というと暑苦しいイメージを持つ人が多いと思うが、ちゃんと呼吸する絨毯の上は年中18℃前後に保たれているそうだ。

 

 色々と質問して会話してと展開しはしたものの結局買わないという嫌な客をやってきましたが、個人的には眼福でした。
 古典的なものを始め、現代的なデザインや染色も色々と見ることが出来たから。

 時間があればじっくりと見たかった。

 

 本日のお茶。

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 抹茶入り玄米茶と焦がしキャラメルチーズケーキ。結構有名な大阪のメーカーのさんらしい。