今週のお題は「読書の夏」だそうだ。
閉館30分前位しか時間が取れないのだが、ほぼ毎日図書館に行っている。最寄の駅の駅ビルに入っていて、図書館のみが入っているエリアにエレベーターで上がる。
自分が読んでいる本は事典類が多い。で、必要事項をメモに落として家で清書用のノートに落としている。記憶力というよりも、頭悪いんでね。こうでもしないと覚えないんだよ。
調べ物をする時はネットは基本的に使わないようにしている。位置付けとしては奥の手。特に初期段階は自分である程度機軸を作ってからでないと他人の情報に引きずられ、本末転倒になる可能性があるからだ。・・・・・・頭が悪いと物事を合理的に進められないので色々と面倒です、ハイ。
話しそれたので元に戻って、と。
タイトルは現在読んでいる本です。正確には鎌倉末期から南北朝とすべきですが。
その1。
『太平記』国際研究集会なんていうものがある。
巻末に英語と中国語と朝鮮語で何かかにか書いてあるが、中朝はいらなくないか?
内容は、『太平記』に引用されている和歌で、八大集のどれから引かれているのが最も多いのか。様々な桜井の別れの図で最も忠実に描かれているのはどれか。といったようなものです。
左下に第一巻とある。これは三部構成になるとのこと。一巻が去年の11月か12月に出版されているので、二巻以降は持っていない。東京国際ブックフェアにて入手。
その2。
こういったのは『徒然草』も読んでおくと関連が見出されて面白い。
後醍醐天皇は歴代天皇の中で最も特異な天皇と言えましょう。密教史からも攻めてみると、そこに浮かび上がるのは、もう閉口するしかない後醍醐天皇の御!姿。
後醍醐天皇の我儘とお寺の困惑とを取り持ち宥めすかす正成さんのことなんかも書かれていました。意外なところで関係結んでいたのか。というのが率直な感想。どちらかと言わんでも、正成さん宮(護良親王)との結びつきの方が強いから。
しかし、天皇に宛てる書簡の最後、「恐々謹言」でいんですかね?自分よりも身分が上の人には「恐々謹惶(きんこう)」だと思ったのだが・・・・・・。
これも東京国際ブックフェアにて。
その3。
戦場や合戦というと一騎打ちや日本刀の切り結びという構図が出てくる人が多いかと思いますが、実際はどんなんだったんだ?というのを戦闘報告書を元に紐解いていくというもの。
考えずとも分かるだろう。遠距離武器を使った集団戦。これ最強。全世界共通。
では何で白兵戦のイメージがついてしまったのか?原因は『太平記』なんだな、これがまた。史学に益なしとまで言われている『太平記』だが、全く益がないわけではない。ただ、現実的な状況結果を誤らせたという点では重罪だろうな。
これは紀ノ国屋書店にて入手。立ち読みしていたら面白くてつい衝動買い(←だから本を減らせってんだ)。
いずれも関連性があるので混乱しないが、1は外出時に、2は家で、3は通勤中にと分けているので3が一番読むのが早い。
本日のお茶。
お茶請けは昨日に同じ。
お茶は13年はダージリン1stフラッシュ、サングマ・タルザム・ヒマラヤンミスティック。