昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

冥途のみやげ展に行っていました

 多い時で月に3度以上、アップしたはずのブログが上がっていないということがある。で、この日もそうだった。

 この日はタイトル通り、全生庵・三遊亭圓朝の幽霊がコレクションを中心に展開された幽霊画展に行っていました。

 

 怖いもの見たさというか怖いもの好きなのか、幽霊とは言いながらも優麗だったりするからなのか、この手の展示は人が多い。

 会場内に蚊帳を吊ったり結界を張ったりと演出はされていたが、人の多さがそれを打ち消しているように感じた。まぁ、あくまで演出だからそんな感じでもいいのだろうけれど。

 

 コレクションから出されていたものは、個人が集めていただけあり筆者不詳というのが多かった。尤もそれが故に違った切り口を見ることも出来ましたが、定番組もちゃんと居ましたよ。

 定番組⇒葛飾北斎歌川国芳月岡芳年河鍋暁斎、丸山応挙。

 応挙のは全て「伝」でしたが。その他大和絵や錦絵の絵師達など有名人多数。

 

 うぶめ(出産の際はかなくなった女性)のような残留思念が形となったものもあれば、怨み晴らさば我が瞋恚の業火は消えはせぬ!といったようなもの、何故正しい行いをしたのにこのような目にといったもの、何も悪くはないのに殺害された無念が顕在化したものなど、一口に「幽霊」といっても様々だなぁと感じました。

 

 日本は英国とはまた違った幽霊好きな国民性を持つんだなとも思いましたね。

 

 本日はお茶をしていない。