今週のお題は「人生に影響を与えた1冊」ですと。
1冊に絞りきれないというべきか、特に印象に残った本はないというべきか。
幾度かこのブログに登場している『エンジェル・フライト』(国際霊柩送還士の話)も自分の人生に影響を与えているが、ここは無理矢理絞ってオマル・ハイヤームの『ルバーイヤート(四行詩)』を挙げておきます。オマルはウマルとも言うようだ。
HPの方から入ってきている方はご存知の方が多いかと思いますが、自分は詩を書いています。最近は『太平記』に出てくる有名人物の視点を借りて展開させていることが多いですが・・・・(中には足利尊氏視点の『一筆箋』のように暴走しているのもありますけどね)。
して詩を書く時、大体四行一段落にしています。これは 『ルバーイヤート』の影響です。それだけなら別にこれを選ぶこともないのだが、死生観や考え方も影響を受けています。尤も死生観に関しては『王書(シャー・ナーメ)』や『グリスターン』の影響も強いのですが・・・・・・(←結局絞りきれていないじゃん)。
本を読む速度は遅いんで、今迄そう本は読んでいないです。一番読んだ時期が中学生時代。といっても3年で4桁届くかどうかってとこでしたが。学校行って部活(運動部。途中でやめたが)やって習い事して、よくまぁ身体が持ったものだ。
ついでに読んだ本の中に、ベストセラーや話題になった本は殆ど含まれていない。読まないどころか見向きもしないからだ。
現在は本を読むことはあれど、どちらかというと調べ物をする為に開いているということが多い。ネットで調べ物をする前に先ず本や自分のノート(雑記帖)を見て調べるのが癖になっている所為なんだろうけれど。そうでもしないと頭に入ってこない。記憶力も要領も悪いから仕方ないんだが。
お題と乖離してきたので、この辺で。
ついでに日本で有名な逸話も、意外にペルシア文学の影響を受けているので、馴染み易いのかもしれない。
本日のお茶。
お茶は焙じ茶。遠州は天方の在来種で若苗というもの。実験的に作ったもので、販売単価は大赤字だそうだ。ティーバッグ15個入りで970円だったが、2千円が原価だとか・・・・?
焙じ茶ではあるのだが、香りが焙じ茶とは少し異なる。薄いととても甘いのだが、濃く淹れると焙じ茶なのに煎茶の味と渋みを持つという、ちょっと変わったお茶。
お茶請けは豆大福。山崎甚右衛門商店さんの。永禄3年創業とあるので大体16世紀半ば創業・・・・・・ってことは、室町時代かっ!!(←気づくの遅っ)