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昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

南北朝の怨霊講座 ~後醍醐天皇編~

 興味があったのでさぼたーじゅ決行して行ってきた。4コマ1クルー(有料)でこれが第1回。

 

 1/3くらいが女性。年齢は高め(まぁ、平日の午後だから当然だろうな)。
 日本の歴史や文化などを語るに当たって、欠かすことの出来ない怨霊信仰。先ずそれがいつから始まりどのようにして確立していったか背景から説明。
 歴史的に見て初と言えるのが早良親王だそうです。有名なのは菅原道真ですな。
 『太平記』を読んでいるとね、怨霊が出てくるんですよね、かなり多く。そもそも『将門記』から始まって『太平記』に終わる軍記物は鎮魂の意味合いもあるそうだ。

 

 今回の主役は後醍醐天皇。歴代天皇中でも際立ってます。不屈というか諦めが悪いというか、兎に角王権意識の物凄い御仁。ただこの方口だけじゃあなく、必要とされる帝王学を貪欲に学んだ教養人でもある。書も楽も和歌(うた)といった文化的な教養もきちんと持ち合わせている。


 諸悪の根源とも言われている真言立川流の僧・文観ですが、評価に値することもしていることを知って驚いた。
 当時は疫病に掛かると穢れたものとして扱われ、仏教からも神道からも見捨てられるのが当たり前だった(天罰と考えられた)。が、文観はそういった人達を受け入れて治療を施したりしていたそうだ。真言立川流諸派から邪教とされているが、それでも一定数以上の信者がいたということは、そういったところに起因しているんじゃあないかな。ちなみにザビエルも同じ行動を取っており、異教ながら着実に信者は増えていった。とか。

 愛は人を救い、穢(あい)は人に巣食うってことですな。

 

 怨霊が引き起こす祟りは自然災害。何故ならば「万物には御霊(みたま)が宿る」という自然信仰に基づいているから。
 して、疫病は自然災害の一種とされ、祟りの中でも最も恐れられた。

 

 官位が高い人ほど強い怨霊になる+強い怨霊だった存在ほど強力な守護霊となる。という考えから、後醍醐天皇の死後、対怨霊向け対策の為両将軍(足利尊氏・直義兄弟)は遺霊の鎮魂をしている。
 結果的に後醍醐天皇に弓引くことになった尊氏さんだが、個人としては後醍醐天皇を非常に敬愛していたらしく、格別に厚篤して慰霊している。その結果が京都五山の第一位である天龍寺
 後醍醐天皇は死後隠岐院と言われていたが、良き名をおくることにより溜飲を下げてもらおうということで後醍醐院となった。讃岐に流された崇徳天皇は讃岐院とされたが、その後崇徳院に名が変わった。もう一人隠岐院と称されたのが後鳥羽上皇。この方は幾度か変わりはしたものの、最終的には後鳥羽院となりました。

  あと、遺言通りに埋葬された後醍醐天皇だが、左の御手に法華経の五の巻を持たせたとある。
 法華経の五の巻は悪人でも成仏出来る事を説いたもので、自分の理想の為に犠牲になった者々にとって、自分は殺生を強いた悪人である。という自覚があった。と取ることも出来るそうだ。
 自分が法律+武士を穢れの存在として忌み嫌っていた。とされているので、若しそれが事実だとしたらかなり驚きなんですがね。

 

 講義が始まる前に、本日の朝日新聞で呪いの藁人形に釘を打ち込んで脅迫したストーカーが逮捕されたという記事が紹介されました。その他銀座に藁人形を打ち込んでストレスを解消するバーや、ネットで藁人形のキットが売られていたり呪いの代行業者がいたりということが書かれた記事の内容が紹介された。
 理解の出来ない世界だ・・・・。そして能の演目の「鉄輪(かなわ)」が思い浮かんだ。「鉄輪」の話も史実で、捨てられた女性というのも祀られているんだよね。京都市内だったかね?目立たないところに祀られているそうだ。

 

 次の主役は正成さん♪『太平記』では自刃後、怨霊の権化のような存在になっている(汗)。尊氏さんの寵児にとり憑いておねだりしたり、美女に化けて人を誑かしたりと、結構色んな事をやっている。
 怨霊化していて結構性格悪いなぁと感じたのが護良親王。今回彼は扱われませんが、直義さんの子供に転生して兄弟仲を裂く方向に持って行こうとするあたりね・・・・(実際に直冬の存在と相俟って、当初の意味の片腹痛い状況に持ち込んでいる)。
 護良親王自体、正成さんと後醍醐天皇に命じられた、彼からすると妹に当たる人に慰霊はされているんだが、治まらなかったようです、ハイ。

 

 講座を聞き終えた後は紀ノ国屋本店で本を買って、その後小田急のC×Cに行ってちょっとマニアックな話を展開して、母にお土産(もち米ショコラ)を買って帰りました。
 そして明日からいよいよサロショが始まります(カード会員のみ1日早く参戦出来る)。

 

 本日のお茶。

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 マシュマロココアと、ベトナムのケーキ。日本でいう駄菓子の類。先日麿さんにあげたらめっさ不評だった。

 

 お茶その2。

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 お茶は15年はダージリンオータムナル、ジュンパナアッパー茶園のもの。
 お茶請けは某氏から頂いた林檎のバウムクーヘン。うむ、美味。賞味期限が過ぎてはいたのだが、林檎から染み出たシロップが生地に染み込んでいて、しっとり食感が悪くなかった。
 ベターでも美味しきゃOK!それにベストが自分の好みに合うとも限らんしね。賞味期限も消費期限も所詮目安でしかない。