闇盛り残る光は少ないが養花天に浮く月と花なり(字余り)
相っ変わらず情緒もへったくれもなく直球だな・・・・。
自宅から歩いて30秒位のところに、土地の旧名を称した小さな小さな公園がある。そこには2種類の桜の木がある。1本は染井吉野だが、もう1本は白い花がつく。たっぷりと濃い香りがするが、匂い桜ではない。
月が中天に懸かる頃、桜の下のベンチに寝転がって花の隙間から、木漏れ日の如くしらしらと顔に降り注ぐ十日月の光に目を眇(すが)めながら作ったのが前述の2首。
時間にして20分くらいではあるのだが、見た目不審者ですな(笑)。
ついでにその公園は初夏には蘇芳(花蘇芳?)と梔子が、秋には銀木犀が花を付ける。つつじもあったっけかな?
タイトルの方に使っている「やがて」は、古語の方の「やがて」で、現代語にすると「すぐさま、すぐに」という意味です。
本日のお茶。
お茶は杉林渓留龍峡の烏龍茶。つまり台湾の烏龍茶。
お茶請けは岩手県和賀郡はお菓子処高橋さんの、金のフィナンシェと銀のフィナンシェ。
金はアーモンドと和賀郡西和賀産の蜂蜜を使用したもの。生地はしっとり。
銀は西和賀産の蕎麦粉と蕎麦の実を使ったもの。生地はややハード。
ちゃんとバターを使ったものなので、中国茶のお茶請けにはぴったりである。