昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

ダージリン大打撃

 大規模ストで、ダージリン全園(約90茶園)閉鎖だとな。3ヶ月継続しているとか・・・・。5月に反発が顕在化し、大規模ストに発展したのが6月。

 

 ダージリンらしいというか、ダージリンの代名詞と言われるセカンドフラッシュの時期にも重なっていた為、カルカッタコルカタ)の紅茶取引センターでは取引量が0を記録を記録した日があったとか。

 ダージリンセカンドフラッシュって言わば最盛期なんだが、生産量は前年比9割減。推定損害額は日本円にして約74億円。

 

 セカンドの後にモンスーンフラッシュ、その後にオータムナルって続くんだが、伸びきった枝とか取引先との関係とか、どうなるんだ?そもそも生活していけるのか?

 

 して、結局原因は何なのかというと、ダージリンが属している西ベンガル州の州政府が、州の公用語であるベンガル語を義務教育化すると表明したことが発端。

 地図を見ていただければ分かるかと思うのだが、ダージリンって変なところにあるんだよね。シッキム王国や英国の植民地支配、80年代から燻っている独立の話はこの際全て切り払うが、ネパール系住民が多く、ダージリンにある学校は主にネパール語や英語を教えている。必要として覚えるのと訳が違うのだからそりゃ反発食うわな。

 

 元々茶園の労働者達は加わっていなかったらしいのだが、群集心理ってヤツなのだろう。約10万人いるとされている茶園労働者も参加する方向へ・・・・。

 今のところ負傷者は数百人、死者が10名との事だそうだが、州政府の病院や図書館などに放火が相次ぎ、発電所も停止している状態。

 

 こういった状況を受けて州政府は義務化を撤回したものの、藪突っついて蛇を出した形になったようで、現在も収拾のつかない状況になっているらしい。

 ほとぼりを冷ますのは難しいかもしれないが、今まで意識してこなかった人達の思考に、独立をいう意識を顕在・定着させたのは下手を打ったとしか言いようがない。

 

 最終消費者の立場としてはオータムナルシーズン(11月)までには少しは落ち着いてくれると良いのだがなぁと思うばかりである。

 

  んで、本日のお茶

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 お茶は御茶ノ水女子大開発のだいだい&にんじん紅茶。試しに水出しでやってみたらと思って実行した。・・・・・・・・・・うん。後悔した。トテモジャアナイガ自分ノ味覚デハ無理!!口直しに苺ミルクを投入。  お茶請けは親父が仕事先から家族分頂いたものを頂いた。

 

 あけぼのさんの銀座マロン。