昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

アンティーク・レース展とビュールレ・コレクション展とこいのぼりなう!展に行ってきた

 散々悩んだ末、会期終了が迫っているものから。それでも泣く泣く切り捨てたのがあるが、それは致し方ない。  アンティーク・レース展は横浜のそごうにて。刺繍とかレースとか編み物とか、そしてアンティークとか一切合財分からないが、富と権力の象徴にして教会とは切っても切り離せない、ウォー・レースなるものがある+失われた過去の財産を目に出来るってんで行ってみた。  詳しいことはよく分からなかったが、ざっくしと歴史がつかめたというのと、意外な人が保護活動をしていたのだなということが明らかになった。  イタリアとベルギー(正確にはフランドル)でほぼ同時代に生まれたもの。イタリアからフランスへと王族の輿入りによってフランスでも広まったこと。ルイ14世から15世時代に最盛期を迎えるも、フランス革命で一度衰退し、職人達が逃れた先というのがベルギー。  ナポレオンやナポレオン3世の妻のウジェニー皇妃、ベルギーの王族、そしてアメリカ合衆国などに助けられながら手工レースは現在まで生き延びている。  手工レースは機械では作りえない、それはそれは細かーい文様などを作り出していたのだが、現在はそこまでのレベルのものを作る事は出来ないに等しいそうだ。  展示されていた作品の中には幻のレースもしくはレースの女王と称されたメッヘレン産のもあったが、第一印象が「これ、人の手で出来るものなのか?」だった。  レースは殆ど白だったが、中には喪服や喪中の為のものもあり、艶を出さないように仕上げられた黒い絹糸が使われていた。  時代が古いものの素材は麻。19世紀に入ると殆どが木綿となる。    一部写真撮影可能だったが、総レースのドレスはちょっと撮影が難しいと思う。  女王が総レースのドレスを纏っている肖像画(写真で展示)などもあり、解説パネルに当時の値段が書いてあった。邦貨換算もされていたがそのお値段は「約2億円。」・・・・恐るべし。  恐るべしといえば、マリー・アントワネットが輿入りする時に使われたウェディング・ベールも展示されていたが、何と8mだと。長いほど身分が高いとされていたようだが、すごいよな。  個人的に「!!」と思ったのがイングランド側の呼称でヤング・プリンテンダーと言われている、チャールズ・エドワード・スチュアートことボニー・プリンス・チャーリーの紋章があったのにはびっくりした。勿論BGMは素早き戦士(スカイ・ソングでもいいが)。  詳細はさておくとして、この御仁意外と妙なところで出くわす事多いんだよね。次はどこで出会えるだろうかね?  ウォー・レースは戦争によって失われつつある技術やら、輸出先やらをどうやって繋いでいくかというのが課題のようだった。WWⅠの絡みのものが多く、当世連合していた国々を象徴する文様を施したテーブルクロスというのもあった。日本もあったよ。無論象徴文様は菊。  会場を後にして、デパ地下という非常に非っ常ぉ~に危険なダンジョンではまって、からがら逃げ出して向かった先は高島中央公園。  そこでお昼にした。  次に行く先は新国立美術館。  至上の印象派展と称しまして、ドイツ人のビュールレ氏の個人コレクションが来日している。  元々コレクションしていた場所を公開場所としていたのだが、過去に武装集団に襲撃されて盗難被害に遭った。全て無傷で戻ってきたものの、今後も同じことが起きかねないって事で国の美術館に吸収される形となった。じゃあ公開場所作製工事が終わるまで貸し出しするという太っ腹なことをしてくれた。  まー、日本人って印象派好きだよね。今回も混んでいたよ、うん。  作品数は少ないものの、これでもかっ!てなくらいに有名どころを詰め込んだ展示。画家名は知っていても作品は見た事ないというのもあるので、そういった点ではかなり新鮮だった。あとはよく目にするものの真筆を見るのは初めてとか。  氏の人生を辿る部分があったが、ちょっとした出会いがその後の人生全てに影響を及ぼすというのは、こういったことをいうのだなと思うと同時に、ビュールレ氏自体物凄く運の強い人だと思った。   ここでも一番最後の、モネの作品のみ撮影が可能だった。但し、全景を綺麗に収めたいのなら、遅い時間か早い時間に行ってやるしかないだろう。  ショップの混みようも凄かった。  ぐったりとしたのでもう帰ろうとしたら、2階の企画展示室で入場無料で『こいのぼりなう!』展なるものが開催されていたのが目に付いたので、行くだけ行ってみるかと思って行った。  程好く休憩出来ました。てかね、このまま寝ちゃえるんじゃあないか?ってな状態。    会場に入ったら、布で作られた319匹のこいのぼりが展示空間を泳いでいた・・・・。  所々にビーズクッションが置いてあり、ご自由にお座り下さいとな。周囲からは水の音。そしてクッションに背を預け、目線を天井に向けたらランダムに現れては消える水面。  鑑賞者も一緒にこいのぼりになるってことかい。と思いつつ、ぐでぇ~としておりました。場所を変えるとまた印象が異なるので、色んな所で座っていました。  会場の奥が仕切られているのだが、そこでは使用した布を実際に触ることが出来、その布の名称や素材を知ることが出来たり、実際どういった工程を経て布が作られてゆくのかVTRを見ることが出来たり、実際にオリジナルのこいのぼりを作ることが出来たりと違った空間が広がっていた。    体力と気力の回復を図った後、外に出たら雨が降っていた。  傘は持っていなかったが、そんなに酷くなかったので濡れて帰った。  お茶請けもといデザートは薫風どら焼き。一体どうやったらかようなあんこの炊き方が出来るのだろうか・・・・。  お茶は静岡市の今年初場取引のお茶。今年は例年よりも6日ほど早かったそうだ。で、味は濃く香りも好いとの事。  お茶請けは京都のずんだ餅。  餅は十数種類の中から自分の好きなのを6個セレクトして箱詰めしていただくタイプだったのだが、全て詰め終えた後、店員のおいちゃんに「随分と地味な組み合わせだね。」と言われたので「選んでいる人間が地味だからね。」と返しました(←どうしてそう返事に窮する返しをするんだ?)   それから後は麿さんからお裾分けされたパン。