昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

古都散策

 行きたかった場所に行ってきた。本来なら独りでじぃっくりと毒抜きを兼ねて行くつもりではあったのだが、同行者(というよりは監督?)の厚意を無碍にするよりは。ってのがあったのと自分より道を知っているというのがあったので監督付き。

 

 行き先はどこかってーと、鎌倉。

 観光地とか人の多いところは好きじゃあないんだが、鎌倉末期から室町初期・南北朝好きとしてはこの場は外せない。

 この時代の主要人物達は文字如く南船北馬しているので、足跡を辿るのがかなり大変だ。

 

 今回のルートは円覚寺浄智寺→葛ガ岡ハイキングコースを通って葛原岡(くずはらおか)神社→銭洗弁財天→永福寺跡鎌倉宮護良親王墓。移動手段は徒歩。

 梅雨時の紫陽花も目当てではあったのだが、有名どころは全てすっ飛ばし、鎌倉宮(特に本殿裏)でその目を愉しませておりました。

 今年は紫陽花も早かったらしく、それを知った麿さんは早めに行ったらフライングだったと。

 一口に紫陽花っても、確か2千種くらいあるので、遅咲きのが咲いていればいい。という心持ちで行ったら重畳なるかな。とても良かったです。

 

 葛ガ岡ハイキングコースを歩いていて、なーんかぞわぞわ来るなぁ。と思っていた。後で、そりゃそーだと思い出した。

 葛原岡っていったら鎌倉時代の刑場じゃねぇか!!葛原岡には神社が建立されているとは雖も、影響は周囲に溢れるわけで感知しても当然だ。慣れているなら兎も角。

 葛原岡神社は相槌神社なるものもあるのだが、何でだろう?ついでにそこにいた時、自分脳内を占めていたのは、陰陽座の「一本蹈鞴」だった。だってまんまじゃん。

 余談だが、「腐蝕の王」がエンディングならこっちはオープニングだと、個人的には思っている。

 「腐蝕の王」は初めて聞いた時に即「ステンレス?」とか思った自分。・・・・職業病ですかね?

 

 銭洗弁財天に来たところで雨が降り始めた。

 江ノ島の児玉神社でも張り紙があったのだが、ここでも賽銭泥棒がいるとの事で、16時半から翌日の7時半まではお賽銭を入れないで。という旨の張り紙がしてあった。

 えーっと、そだね。取り敢えずさっさと1本道を下れ。

 

 その後お昼にした。鎌倉駅前の某所。とても美味しかった♪(お店の名前は上げてもいいのかのう?)  

 本来予定していた場所が幾つかあったのだが、時間が押しているというのと天候の為予定を変更した。

 荏柄天神社や瑞泉寺にも行きたかったのだが、まーそれも諦めました。瑞泉寺は遅咲きの紫陽花があるのだが、夢窓国師を知っている人ならそこがどういった場所かご存知かと。勿論庭園好きにもオススメです。

 

 で、次に目指すは鎌倉宮。ずっと行きたかったところである。

 

 一旦ここで切る。