昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

ターナー 風景の詩(うた)展に行ってきた

 《100%ターナー! 第一級作品と贅沢な時間》との副題が付いている。

 出展作品約120点、全てターナー♪彼は英国を代表する風景画の巨匠。

 展示目録には関連地図も掲載されていたが、字が小さくて(小さいのになると1mm満たないので)老眼には辛いぞ。っと。自分は老眼では無いが。

 

 様々な風景画を堪能出来たのも良かったのだが、今回はヴィニェットが自分としては見ることが出来て良かった。しかも作品によってはカラーとモノクロ双方見比べることも出来た。

 して、ヴィニェットとは何かというと、挿絵の一種。明確な線によって囲まれていない挿絵のことをヴィニェットと言う。

 

 特に気に入ったのが《ヘルゴラントの死の舟》。その挿絵には砂時計を持った死神さんが舟の後ろに乗っており、すっげー楽しそうに踊って(?)いる。その表情たるや・・・・!

 他に気に入ったのは《風下の海辺にいる漁師たち、時化模様》という油彩。

 これはターナー自身も気に入っていたようで、買い戻そうとした形跡があるのだとか。どこに飾るんだよ?という野暮な疑問はこの際措いて置いて、印象深い。

 

 ターナーが使う茶色も好きなのだが、濃い青も非常に好みなので見ながらきっとニヤニヤしていたことだろうな。

 版画に関する刷り上がりに関しては物凄く五月蝿かったようで、高畠華宵かよ!?と胸中ツッコミを入れたことは言うまでも無い。

 

 本日早めに引き上げることが出来たので、久し振りに服でも買うか。と思って移動したものの、ふと自分のサイズが殆ど無いことに改めて気が付く。しくしく。

 しかも何故か夏服よりも冬服の方が多かったりする。お店の方からするとさっさと売り切りたいからかなりりぃずなぶるな価格で出ていることが多い。自分は流行は気に留めもしないのでいいのです。  

 

 帰宅後、現在母方の祖母が入院中なので母についてお見舞いに行き、その後買い物に付随した。

 お見舞いといっても病室が狭いので始めと最後に顔見せしただけで、あとは母が動いて回っていた。  

 その時間は約1時間ほどだが、その間ずっと放置。手持ち無沙汰だったので談話室で寝てました。    

 

 本日のお茶。

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 お茶は鳳凰単叢の銀花雪片(ラスト)の水出し。

  お茶請けは頂いたフルーツタルト。