昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

ジャパン・ティー・フェスティバル2018に行ってきた

 場所は昨日に同じ。但し階違い。

 

 会場内はお茶請けのコーナーもそれなりに充実しておりました。中国茶の方もお茶請けは取り扱っていたが 、それのみって店舗は殆どなかった。カカオハンターさんが出店していたのには驚いたが、日本茶も扱っていたので問題なかろう(煎茶とチョコレートは相性が好いのです)。

 

 お茶だけではなく、お茶の苗を売っているお店もありました。心向樹さんというお店で、取り扱っているお茶も「マジかよっ!?」てなもんばかり。

 蒼風の紅茶なんて飲んだことないって!あとZ1の以下同文につき。

 

 元々シングルオリジンフェスが発展したイベントなので、紅茶がメインはメインなのだが、こちらでも中国茶の取り扱いあり。勿論日本茶も。

 日本茶は「醗酵系」が中心。あと薫香も結構あったかな。ジャパン・ティ ーとはあるが、産地は日本に限らない。

 が、日本におけるお茶を取り巻く環境の一端を感じることは出来るかと思う。

 

 シングルオリジンだった去年とは異なり、開催日時が2日になったことに加え、水にもこだわっていたのは 好ましい。出来れば水そのものの味の違いも味わってみたかったなと思った。

 ついでに水の最低硬度は白神山 地の0.2で、最高硬度はみなかみの80.2(自社調達除く)。あとpHは6.6~8.8。

 

 ジャワティーやケニアティーを主軸としているお店があった。ミルクティー好きでたっぷり飲みたい人には ケニアのお茶をオススメしたい。

 ジャワティーは缶飲料も取り扱っていた。試飲させていただいたが、飲み易くて美味しかった。他にリーフも幾種類か頂きました。

 自分は初めて飲んだジャワティーが美味しくなかったようで、あまりいい印象を抱いていなかった。

 本日試飲させていただいたものは個性的ではあったものの、飲み易かった。但しジンジャーティーは除く。一口口に 含んだ途端むせて即涙目。お店の方々と後から試飲した方々に異口同音に「繊細」というようなことを言われ て凹む。

 刺激物に弱いだけで繊細ではないです、はい。

 

 販路は弱いが良好品を出しているのがネパール。

 位置もヒマラヤに近いのでダージリンに似た風味を醸し出すものもあれば、見目美しく香気麗しく味軽やかにして儚きといったのを地で行くようなものもある。

 

 お茶を売っている訳ではなかったのだが、山中産業さんのお話は聞いていて面白かった。

 お茶のパッケージなどを手がけているメーカーさんで、近年増えてきたドリップ紅茶の構造とドリップ珈琲の構造の違いや、ティーバッグのメッシュの材料の進化について教えていただけました。

 

 昨日同様殆どお茶請けを取らず、ひたすらお茶を飲み続ける。人によったら罰ゲームですな(笑)。

 お茶の 種類や試飲者の体質によっては体内が脱脂されて手ががっさがさになったりすることもあるようだ。だから紅茶や中国茶のお茶請けって脂っこいのが多いんだよね。

 

 帰りは特に台風の影響を受けることなく帰れました。

 夜半からスザマシく、自分は身体に1枚1枚座布団を重ねていかれるような重圧に襲われておりました。勘弁してくれと思った+どっかから「もう1枚いけるかな?」という幻聴が聞こえていた。夢でなければ。