昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

まだ痛い

今週のお題「卒業」。

 

 散る花もまた来こむ春は見もやせむやがて別れし人ぞ恋しき 

 

 自分の場合は秋だったが、あれから幾年巡ったんだろうかね?いい加減その想いから卒業してもいい頃だと思うのだが、やはりどこかで何かがぐぃーっと足を引っ張っている。以前のように底に沈めようとするような感じはない分、楽になった。

 

 恐らくこの先ずっと引きずっていくだろうから、敢えてこの想いに卒業宣言はしないが、別れの言葉を言えなかったことに対して抱いた後悔の念から、そろそろ卒業しても…と思っている。

 

 理論や合理性で片付けられる話であったのならば、どれだけ楽だったんだろうか?

 …いや、シカタガナイのだよ。こればかりは。そう、シカタガナカッタ。判っている、知っている、もう幾度も問い返し繰り返した。だが、まだ信じたくない。けれども幻影を愛せるほど自己欺瞞に長けてはいない。

 

 だからせめて、別れの言葉を言えなかったことに対して抱いた後悔の念だけからでも卒業してみようかと、一歩踏み出してみる。それは許されていいことだよね?恐らく。

 

 宣言終了。