昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

これはちょっとどうよ?

 思い出というか記憶だな。

 今でこそそんな危険な状況にはならないことを先に断っておく。

 

 山が噴火する時、最も弱いところから噴出することはご存知かと思います。

 実験炉を使用している時、固化した試料を溶解させるにあたり、膨張率の高い試料が入ったポットには、何十㎏という重しを乗せる。でないと炉からポットが飛び出してしまうからだ。

 

 どういうことかというと、ポットが収まる箇所には全てヒーターが入っているのだが、外気温などの関係によりどうしても底の部分から温まってしまう。

 単純に考えて、膨張率が高い⇒固体を1とすると、液体はそれよりも大きくなる。仮に2とする。

 容量が1しかない空間で、2になろうとすると、当然逃げ道を探そうとする。

 探している間、試料の上部も融けてきて薄いところ(弱いところ)が出てくる。つまり、そこから突き破って外に噴出する。

 

 自分、この噴出の現場に2度遭っている。

 1度目は一人で。噴出規模は高さ5m、飛散幅8mというもの。入っていた試料3㎏のうち、2.5㎏が噴出した。

 たまたま自分そこから離れていた為、作業着の下だけが駄目になるだけで済んだのだが、実はその実験炉の隣で実験をしており、もし噴出の時に隣で作業していたらこの世にはいなかった可能性が高い。

 そりゃねぇ~、皮膚もとろける塩基性試料を600℃以上の蒸気と共に頭から引っ被れば、防護具なんて役に立ちゃしないデショ。

 

 2度目は上司と共にいた時に経験。

 この時も離れていたのだが、様子がおかしいという事にすぐ気が付き即避難したが、間に合わなかった。とっさに上司が盾になって庇ってくれたお陰で自分は無事でした。

 上司の被害は作業着の上が駄目になったのとその箇所を少し火傷したのと、飛散した試料が髪に付着したという程度で済んだ。

 

 何事かと隣からやってきたSEの2人に、事の次第を話したらうち1人が上司に向かって「何でこの子を女の子みたいな扱いするんですかー?」と…。

 自分の身くらい自分で守れと言いたかったらしい。ちなみに上司は笑いをこらえていました( ̄▽ ̄)

 

 思い出エピとしては相応しくないが、思い出したので書いてみた次第だ。

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 本日のお茶。

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 お茶は上野原煎茶。

 下は見ての通り。消費期限が3月31日だが、食べてみたら問題なかったので、そのままお茶請け。

 複数の人数で冷蔵庫を使うと、ロクなことになりゃしないネ。

 昨日も冷蔵庫開けたら玉子が25個もあった(;^ω^)兄上よ、買い物するならちゃんと確認して行けや。