昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

さて、中央政府から地方政府への鉄拳制裁となるかな?

 国のレベルが低いからと言って国民のレベルが低いとは言えない(←何を当たり前のことをー)。

 

 で、まぁ、またやらかしましたな。

 機関の権威云々は措いといて、国連教育科学文化機関、いわゆるユネスコアフガニスタンを揺さぶっている。

 

 何があったのか一言で説明すると、タペ・アルマス遺跡を真っ平にした。

 ポイント⇒バーミヤン中心部と市街地を結ぶ舗装道路を建設(去年末に完成)。ユネスコに無許可。遺跡はバーミヤン世界遺産保護地区。

 

 保護区内で建設事業を行う場合、世界遺産委員会に計画書の提出や事前報告などを済ませ、承認を得なければならない。

 この報告が上がったのは完成1ヶ月前。

 この舗装道路建設が始まったのは2016年。全長は1.4km。

 

 タペ・アルマス遺跡は21世紀初頭に10世紀頃の墓や5~8世紀頃と推定される未調査の石窟が存在していた。

 住民の証言によると、遺物は持ち出されたとのことだが、石窟そのもののに遺された手掛かりは永久(とこしえ)に失われたわけだ。

 保護区外とはいえ、中国企業と提携して銅山開発した時も、同じことやったよね。ものだけ運んで場所ぶっ壊したの。

 

 イスラムが入り込んでくる前のアフガニスタンって、文明の十字路と言われる地域で文化的にも宗教的にも興味深い地域。

 そういった過去の土台を、文字通り命懸けで守り通した人達がいる一方でこれ。

 何に価値を見出しているかの相違結果とはいえ、最低限のルールは守るべきだったな。

 

 してこの結果、ユネスコはアフガンに「詳しく聞かせてもらおうかぁ~?」と書簡で迫り、アフガンの検察は刑事事件での立件も視野に入れての捜査を展開する方向の模様。

 捜査が操作にならんことを願うかな。

 

 道路建築で遺跡破壊といえば、日本で起きたのはどうなったんだろうねぇ?

 殆ど情報がないので(←ちゃんと探していないからでは?)確認しようもないのだが、岐阜県で磐座(いわくら)を爆破処理するつもりで動いていた高速道路建築と、これは静岡だったかな?東の邪馬台国と言われる遺跡群を破壊して道路拡張をしようとした。

 結構前の話だが、これら、結局どうなったんだろうか?きちんと裏取っていないから、信憑性を確かめようにも確かめられないしなぁ…。

 

 本日のお茶。

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 お茶に見えるが、実はりんごジュース(ガス入り)だったりする。

 右は青森県十和田市は大竹菓子舗さんの魔女の生チーズサンド。ダージリンの2ndが欲しくなる味です。

 左は福井県坂井市は西洋菓子倶楽部さんの生クリームたっぷり羽二重もっちりシュー。にくきゅうちっくな歯応えが好い。見た目に反して結構重め。

 

 アフガン絡みの展示は、過去にこんなの見てます