昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

勝てば正義とは

 力あるものや勝てば正義っつー概念は日本人にはないな。一神教がこれに基づいた概念を持っていると感じる。だからと言って多神教全てがこんな考えを持っているとは到底思えんがね。

 

 本日東京大空襲始まりの日です。一番被害が大きかった。あまりに被害が甚大で都内に仮埋葬地が150箇所ほど作られた。うち、特定されているのは71箇所。現在でも工事すると人骨は出て来るそうだが、古くは縄文時代のもので最も出土が多いのは江戸時代のものだそうだ。

 

 空襲自体始まったのは1937年と、まだ100年経過していない。被害が甚大だったのをざっと書き連ねてみると

 37年 ドイツ→ゲルニカ

 38年 日本→重慶

 39年 ドイツ→ワルシャワロッテルダム、ロンドン

    英国→ハンブルクブレーメン

 45年 英米→ドレスデン

 だろうか?まだあるかもしれないが。

 

 空爆ってーのは、戦争を早期終結させる為の正義の行いであり、終結させたもの(勝者)はその徳を以って罪は不問となる。

 これ、連合国の考えな。瑣末累々はこの際排除。挙げたらキリないから。

 

  広島、長崎、沖縄を除いた北海道から九州まで、空爆された場所は大凡530市町村。死者数約20万3千人。ただ、これ、既述のように3箇所の人数は除外され、かつ45年の12月までの統計。

 直接死よりも間接死の方が多いので、それを含めると・・・・・・。

 してこの数値。欧州で報道されたものだと30万人、中国で報道されたものだと50万人という数値になっている。アメリカは直接死としてカウントしている(らしい)ので半分以下。

 トルーマン、アメリカの経済的破綻を免れるためにただのワントン・スローターと成り下がったね。尤もこれはスターリンにも言えるけど。

 

 被害者と加害者がイコールにしてノットイコールになるし、池魚の殃(わざわ)いとなった国からしたら堪ったもんじゃあないだろう。

 ついでに二次大戦時、東欧州や中東、南米、アフリカは一体どういった時代だったんだろう?

 

 今のところ比較的平和な状況にいる己の境遇に感謝しつつ、本日のお茶。

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 お茶はルフナのミルクティー。

 お茶請けは黒糖麩菓子。