昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

雨音をBGMに

 何をやっていたかというと、お茶の飲み比べ。
 中国緑茶に慮山雲霧というのがある。それの早摘みと晩摘みの飲み比べをしていた。  摘みの時期が違うといってもとても開いているわけではなく、一週間だけ晩摘みの方が遅い。

 

 大した違いはないだろうと思っていました。

 

 晩の方が水色が若干濃いものの、味、香り、喉越し、余韻全てが同じお茶とは思えないほどの違いを発露してくれました。茶葉の形状は同じものの、色と香りも異なっていた。
 詳細は敢えて書かんが、早摘みの方は通向け。晩摘みの方は万人向け。より飲みやすいのは晩摘みだが、新芽が持つ繊細な香りと長い余韻と快い戻り香を愉しみたいのであれば早摘みを選びたい。

 

 値段は同じものの、早摘みが10g、晩摘みが20gでした。慮山の真面目(しんめんもく)という言葉があったと思うのだが、この心持ちを表すのなら複雑怪奇というよりはそう言い表した方が良かろうな。但し間違っていたらすまん(汗)。

 

 本日のお茶。

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 お茶は慮山雲霧の晩摘み。
 お茶請けは長崎県は福建さんの月餅、金柑餡。勿論物凄くお茶に合う。