毎年のこととはいえ、汨羅(べきら)の鬼増加中ですな。
自分はこんなんでも元ライフセーバー有資格者(ランクはブロンズ・クロスだが)。なので基礎知識は持っている。
で、起きてしまった水難事故の記事を読みながら自分だったら何が出来たか?未然に防ぐには?といったことを考える。
夏休みの後半頃になると増えるのが、河原や海辺でBBQをやり、酒が入った状態で泳いで溺死するというパターン。正直言うとね、「またかよ!」と思う。
アルコールが入ってしまえばそんなもんなんだろうなぁ。と思わずにはいられないのだが、あれって一体どういった心理が働くんですかね?何か、飲酒運転の心理と大差なさそうだな。
溺者・救助者共に死ぬパターンも悪いケースだが、最悪と言われているのが溺者が助かって救助者が死ぬパターン。救助者徒死になるし。
以前起きた黒倉川(字、これで良かったっけ?)の事故も、防げたはずの事故。そして大人の膝丈くらいまでだったら中洲から全員脱出することも可能だった。知識さえあれば。
念の為書いておく。
①百足競争のように組む。この際先頭と後尾は必ず(体格のいい)大人。
②大人と子供を交互に配置する。(体格差がかなりあるなら)紐があれば胴を括ってもよし。
③乳幼児は抱っこかおんぶか肩車。
④先頭は水深を足先で探りながら進む。
⑤後続者は前の人の肩か服ををしっかりと掴む。
⑥人と人の間隔を開けない。
この要領でどんどん進んでいく。水流が速い場合は一箇所に留まっていると足の周辺の砂礫だけが持っていかれるので注意。あと、靴の着用も忘れずに。
して、タイトルの主語は自分がライフセービングを始めた頃の、水難事故で後遺症を被った場合の社会復帰率(日本の統計)。そういった人達を支援する青い羽の募金というのもあったはずなのだが、今でもあるんだろうか?
・・・・あ、社会復帰率はですね、1%。
大きな海難事故及び死亡事故や(機転を利かせての)救助成功事例ってのは報道されるが、それ以外ってのは報道されないんだよね。悲しいことに。その所為か、水難事故に遭うのは水辺で遊んでいたり釣りをしたりというのが当たり前と思われてしまう。着衣をしている時に事故に遭うのが最も多いんですがね・・・・・・。
お風呂で溺れるのも水難事故に含まれる。
極端な話、口と鼻を塞げる手の平一杯分の水さえあれば水死は可能ってこった。
水環境に慣れ親しむ人もそうでない人も、どうかお気をつけて。
本日のお茶。
お茶は05年の新茶の水出し。
なもんだから、先日頂いた関西限定うまい棒でツッコミを。