昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

江戸の女装と男装展に行ってきた

 起きてやけに冷えるな~と思ったら、降雪しておった。一部積雪していたが、空気の匂いからして根雪にはならんなと判断。

 それにしても桜に舞う雪って、綺麗だな。

 

 新宿に用があった為、そのまま一足伸ばして原宿へ。共に元宿場町なんだろうかねぇ?

 

 今回の行き先は太田記念美術館

 女装にしろ男装にしろ、異性装の文化的資料や風俗的史料がまとまっている国・地域というのは世界的に見ても珍しいらしい。

   まー、一神教の地域なんぞ異性装なんかしたら異端者とされて処分されるのが当たり前の世界だからなぁ・・・・。尤も日本もそう寛容ではなかったようだが、世界レベルからするとかなり緩やかな方に位置する。

 

 風俗(祭祀)におけるもの、物語におけるもの、神話におけるもの、歌舞伎におけるものなど色々とありましたが、中性的な男性(若衆)の絵が多かったが為、一見どっちがどっちだか分からない。

 髪型や服装の柄で辛うじて判断できるものの、中には男装した女性と女装した男性がセットになっていたりして「???」という状況。

 ぬにょ~!?となったのが、女形が男装して男を演じているとか立役が女形役を演じていたり、ワケワカラネェ。

 

 女装男性は女形の影響もありまして、歴史に名を留めている人が多かったのだが、その逆は殆ど居なかった。

 歴史に名を留めていたのは巴御前と城板額だけ。平安末期の人と鎌倉期の女性です。二人とも弓の名手です。タイプは違うけど。

 佐々木るいも分類上男装女性になりそうなものだけど、見なかったな。

 

 展示作品の中には異性装だけではなく、お祭の時の仮装も含まれており、思わず吹いた。

 鬼とか高砂の翁、媼はまだいい。トンボ、珊瑚、独楽って一体・・・・・・。しかもその絵は天保十五年に歌川国芳山王祭を実際に取材したとされるもの。  

 

 現在ハロウィンでバカ騒ぎしている日本人って、乗せられているとかそういったものじゃあなく、遺伝的なというか歴史的な問題?言い方悪いがオタク気質ってヤツか?

 

 天候の影響と丁度地下で見所解説をやっていた為、展示会場は空いていたが、うるさい上にそういった人達ほど作品の前から動かない。

 あと逆走者多し。ちゃんと目に付くようなところに明示してあるんだけどね。空いているところから見るのはいいが、展示室自体とても小さいのだからくるりと回ってくればいい。

 

 展示を見終えた後は地下1階のかまわぬさんへ。手拭いの専門店です。ちょっとドラえもんの手拭いにときめいちゃいましたがな(笑)。

 

 使い古して痩せてきた手拭いは枕カバーにするがオススメとの情報も頂きました。くるんちょと捲くだけでOKとな。

 今は桜やら梅、藤、端午の節句にまつわるものなどがメインだが、4月の半ばになると夏物にチェンジするとのこと。

 自分が購入するのは通年使えるものを選ぶことが多い。そして何故か魚柄が多い。今度は弁慶縞のが欲しいと思っている。

 

 外は雪も止みかけてきていたが、寒いことには変わりなかったので買い物して家に帰ったさ。

 本日の夕飯メニューは味噌煮込みうどん。

 ・・・・しっかしなんだ?明日母と麿さんの帰宅が遅いからって、何で自分今日の夕飯と明日の夕飯とお弁当を同時に作ってんだ??親父も兄貴も居るのに。母には期待するだけ無駄とか言われた。

 

 寒いからショコラ・ショーを作りたかったが、前述の通りだったので普通にお茶。

 本日のお茶その1。

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 お茶は玄米焙じ茶

 お茶請けは奈良県天理市は清流庵さんの和ショコラ。セミドライの杏をチョコレートコーティングした上にココアパウダーを掛けたもの。

 麿さんは食べられないので(アレルギー及びあまり好きではないため)一人でまにゅまにゅ呑んでおりました。

 

 お茶その2。

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 お茶は17年ダージリン1stフラッシュ、キャッスルトン茶園のもの。

 お茶請けは母から頂いた文明堂さんの桜三笠山どら焼き。と、自分が用意していた京都の豆乳プリン。久在屋さんのもの。砂糖不使用。