昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

発掘されたのは8年前

 近畿説と九州説、2つの候補がある邪馬台国だが、近畿説の有力候補地として挙がっている奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡(3世紀から4世紀にかけての大規模な集落跡)で2千個以上の大量の桃の種が見つかったと。

 

 名古屋大の教授と県の埋蔵文化財センターの人が各々放射性炭素を使った年代測定を行ったところ、いずれも西暦135年から230年の間のものの可能性が高いことが判明した。
 クロスチェックだけでなく、同じ場で出土したウリの種も同手法で年代測定を行った。つまりダブルチェックを行った。それも桃の種と同年代であることが確認出来たと。

 

 桃は古来から神聖なものとして取り扱われている。及び『魏志倭人伝』で、卑弥呼は3世紀前半頃に邪馬台国を治めていたとされている。
 一部ではあるが時代が重なっている為、近畿説有力か。てな話になっているが、九州説支持者からは結果は重要だが、明確には結びついていないので、結論とはならない。とな。

 ちなみに近畿の大規模な集落跡と九州の大規模な集落跡は、1世紀ほどズレがある。で、九州の方が後。

 あ、もう一つ。吉野ケ里では大陸から渡ってきた剣や鏡が出土したが、纒向からは出土していない。


 ……結局この問題って、決着付くんかな?