昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

八十八夜が近い

 八十八夜よりも先に出るものを走り、それよりも早く出るものを大走りと云ふ。

 全国気候が同じわけではないので誤差は生じるが、桜が咲く頃は農業準備、八十八夜は田植えの準備と、まぁよく出来ているなと思う。

 「さ」は田畑の神、「くら」は磐座(いわくら)⇒冬に山に戻った神が里に下りてくる。顕現した徴として花が咲く。

 米の字をばらすと八十八となる。

 

 ついでに八十八夜にお茶を飲むと健康で長生きするではなく、八十八夜に摘まれたお茶を飲むと健康で長生きする。とのことだ。

 春秋が短くなっているというが、実際は冬が短くなっているので摘まれる時期はどんどん早くなっているかもしれないから前者も強ち間違いではないのかもしれぬな。

 実際、滅多に入手出来ないと言われている茶である冬摘みのお茶が、自分のような一般市民が手に入れてしまう位だしな。

 あと、冬摘みのお茶は台湾では冬片、大陸では雪片という、英語圏だとフラッシュ。

 

 今年は運が良いことに、ネパールで最も有名なジュンチャバリ茶園のウィンターフラッシュを入手。去年雪片アソートも手に入れたことだし、お茶を愉しみたいところだが…親父邪魔や。

 GWに1度でも愉しめれば良しとするかな。非常に不服だがな。