水戸黄門が愛飲したと伝わる初音茶。区分としては古内エリアで作られているので、古内茶となる。
古内茶は茨城三大銘茶の一つで、茨城県で最初にお茶が栽培された場所。その起源は室町時代初期に遡るという(室町時代初期って南北朝と被っているのでどっち側にいたんだろうか~?などと邪推してみる)。
三大ってことは残る二つはどこ?⇒奥久慈茶と猿島(さしま)茶。
起源古い割りには知名度低いよね。
お茶の試飲販売会に行くと、猿島茶をよく見る。但し日本茶ではなく烏龍茶。猿島烏龍茶、えらく華やかな香りのものが多いです。三大銘茶としては1番栽培が遅いらしいのだが、本邦初アメリカに渡ったお茶でもある。水運の要衝ってとこがポイントですかね?
そしてお茶よりも、奥久慈と言ったらまず思い浮かぶのが袋田の滝。あと軍鶏?こちらは室町時代末期には栽培されていたようです。新潟の村上茶同様、一般商用販売における生産地の北限地とのこと。
茨城県は関東圏内では生産量2位なんですが、圏内においてお茶というと狭山茶(埼玉県)の方が印象に強く、ひどい場合「生産してんの!?」という流れになる。
して、この初音茶。数年ほど前から殖やされて、確かな品質と安定した生産量を図るまでに至っている(栽培が難しいらしい)。
知名度は低いが、関東のというか首都圏である一都七県はお茶を生産していない場所はないのだよ。
昔とは異なり比較的手に入り易くなってきているので、海外のだけでなく国産のお茶も色々と試してみたいなと思ってはいる。購入量と飲む量が一致しないのが辛いところだが…( ̄▽ ̄;)
して、本日のお茶。
お茶は17年ダージリン1stフラッシュ、バラスン茶園のもの。
お茶請けはフランス産のカヌレ。ちょっと洋酒の香りがきつかったのでレンジで飛ばした。
親父が現在入院中なのでゆっくりと茶が出来るかと思いきや、全くそんなことはなかったヨ。逆に親父がいないからこそ出来ることが多く(掃除とか掃除とか掃除)、一向にお茶が出来ない。そして夢中になってしまうせいでご飯を食いっぱぐれる…。