昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

紛らわしいっ

 本日のお茶は、上勝(かみかつ)阿波番茶。乳酸菌醗酵の後発酵茶。少々酸味があるものの、ごくごく飲めます。

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 そんなお茶に合わせたのは、北海道根室市は一炉庵さんのねむろ羊羹こと、フレップ入り羊羹。

 母方の祖母曰く「7月に赤い実がなってね、学校の帰りによく食べたのよ。」という話を聞いていたし、母も説明なしに通じていたのでごく当たり前に使っていたのだが、一般的な呼称ではないのか、突っ込まれた(-_-;)

 

 そしてここでとても紛らわしいことが発生する。

 フレップはコケモモのことで、リンゴンベリーともいう。

 似たようなのでツルコケモモというのがあるのだが、こちらはクランベリーのこと。

 そして更に厄介なことに、観賞用植物としてパープルクランベリーというのがある。

 

 …こやつら全て別物なんだよね(確かパープルは植物学的にも別物だったはず)。

 それはいいとしても、説明をする時に自信が混乱をきたすことがあるので、思ったよ。紛らわしいっ!ってさ。そしてリンゴンベリーはカウベリーという別名を持つとか。

 

 あと、何でか知らんけどフレップの花言葉は裏切り、不実。フレップはアイヌ語で赤い実という意味だから、恐らく別の伝承?から来ていると思しいのだが(確証はない)、あの可愛らしい花に似つかわしくない花言葉だと思う。

 

 余談だが、羊羹の後ろに控えているのは、食べ比べという言い訳で引っ張り出してきたものだ。

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 結果?

 同じものではないから、正確には比べられないが、クランベリーの方が酸っぱかった。ただ、お茶との相性は左よりは良かった。だからといって左のものと相性が悪いわけではない。