昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

そのうち足りなくなるんじゃね?

 何でもSI単位が4つも増えるとな?あくまで予定だが。

 

 正確にはSI接頭語というもの。日常生活でお目に掛かることなんぞないものもあるが、理系の学生さんは覚えたりするんだろうなー(遠い目)。

 

 して、何で増えるのか?

 聞くところによると31年振りに増える。つまりその31年の間に技術がすざましく進歩し、情報量が激増したが為に増やさざるを得ない状況になってきている。ということらしい。

 同じ単位でも英米で異なったりしているし、ある国独自の単位が存在したりしているし、そんなものは混乱の素でしかないし、計算し直すのも手間。そこで登場するのがSIこと、国際単位系。所謂単位の世界共通語。

 で、その接頭語は桁を削る時に使う言語(3桁毎に名が定められている)。日本語でいう、万、億、兆、京といったもの(4桁毎に名が定められている)と思って頂ければ分かり易いかと…。

 

 例えば1000000000000という数値。日本語だと1兆。SI単位で表すと1T(テラ)。いちいち0を書き連ねるよりもよっぽどラク。かつ分かり易い。

 

 新たに登場するのが10の30乗のQ(クエタ)、10の27乗のR(ロナ)。10のマイナス27乗のr(ロント)。10のマイナス30乗のq(クエクト)。

 まー一般的な生活じゃあお目に掛かることは先ずないだろうね。

 

 そのうち足りなくなるというよりは既に足りてないと思うのが単位の記号。今回増える予定のも大文字と小文字で分けられている。

 紛らわしいものは使えないのでそれを除外してゆくと、当然使えるのは減りますわな。今以上の桁が必要になったらどう対処してゆくんだろ?1da(デカ)⇒10のように二文字になったりするんだろうか…?それはそれで混乱を生みそうですな。

 

 尤も何年先の話になるか分らんし、その時代は来るかもしれないし来ないかもしれないのだが、ちょっとそんなことを思っていた。