いきなりハードル高すぎるだろっ!?とセルフツッコミ。いや、もう、ツッコまずにはいられないだろうよ。
メーカーはフランスのBONNAT(ボナ)さん。創業1884年と歴史あるショコラの老舗。現在は6代目だそうだ。
BONNATさんはカカオ豆からショコラ作りをするというのが、創業当時からの伝統なのだとか!?
タブレット1枚が100gなので、普段そうチョコレートを食べない人には多く感じるかもしれないが、何でもこれはシェアすることを前提としている量らしい。
この赤い紙袋の中には、2023年のサロン・デュ・ショコラで新作として出されたものが入っている。それがタイトルのもの。本当は新作のウガンダ産カカオ豆で作られたショコラ目当てだったんだけれどね…。ついでに2つとも購入する資金的体力はなかった(後に響き過ぎる為)。
写真だと分からないが、キラキラとした金のパッケージ。
木箱入り。
後ろで支えているのはPCのキーボード。
これ、何色っていうんですかね?
オリーブ色?和色だと海松(みる)色ですかね?
この段階からとても良い香りがする。
相変わらず美しいタブレットだ。香りというかワインを評するが如く、アロマと表現するに相応しい香り。
光の加減によってはほんのり紫がかったようにも見える。
折った時、良質なショコラの証拠の1つでもある、パキッと心地好い音がした。
して、これが何故にハードルが高いのかというと、
メキシコの限られたエリアに生存するカカオの木から採れた豆を使用。年間の生産量がわずか 500kg 以下という貴重な一枚。
但し、これはカカオポッドを含んだ重量で、実際の原材料であるカカオ豆の生産量自体は300kg位とメーカーさんから情報を得ました。
それに加え、このカカオ豆は、4000 年以上前のモカヤ文化の壺内容物から検出された遺伝子型との間に関連性がある遺伝子型が検出されたカカオ豆。
言うならば古代種というもの。
個人的に疑問に思ったのが、この古代種は栽培種の子孫なのか、野生種の子孫なのか。もしくは栽培種が野生化したものなのか?ということだ。
あくまで個人の疑問であり、別に知らんでも問題ないことなのだが、過去のブログにこういった記事があるので気になった次第。
香りと味は以下。
黒土と針葉樹の少ない森林を思い起こさせるアロマ。少しシガーな香りが後から来る。
赤や紫を思い起こさせるベリー系の甘酸っぱさがぱぁっと広がり、大地系の味が少し顔を出し、カカオパルプのようなの甘酸っぱさが続く。口どけはカカオバターを食べているようで滑らか。
最後にイエローフルーツ系の甘酸っぱさが舌に乗り、ビター独特の渋味が残り、最後に樹皮にも近いアロマが鼻を抜けていく。
語彙力ないんでこんな・・・。
タブレットは半分ベレ氏の元へ。残りは自分の手元にあるのだが、折角なので誰かに犠牲になってもらうとする♪
ハードルは高かったが、経験知はアップかな。
値段?
1タブレット:100g:19200yen