場所は三菱一号館美術館。この40展目の展示を1つの区切りとして、来年度まで修繕工事に入る。
名を見ても分かるように、この2名は国芳門下の方々です。でもって最後の浮世絵師と言われる時代(幕末~明治初期)の人達。2大好敵手とされているお二方だが、国芳に言わせれば「足して2で割りゃ丁度いい。」らしい。
展示はそう表に出ることのなかった肉筆画や新聞錦絵画を見ることが出来た。その他雑誌や今でいう付録?も展示してあって、作品の内容よりもホント良く残っていたなぁ…。という印象の方が強かった。
あと、正統派の芳幾、革新性の芳年としていた。それに加えてそれぞれ付き合っていた人達の範囲が異なっていた為か、作品にその影響が出ていたものも多かった。自分が所属している存在の影響って結構大きいんだなとも思いましたね。
どちらかというと芳年の方が好きな自分ですが、今回初めて彼の《武者无類(むしゃむるい)》を全点生で鑑賞しました♪《月百姿》は全点生で見たことあったんですが、前者はなくて、もうそれだけで眼福でした。
で、「あぁここは能のシーンにもあったな。」とか「『太平記』にもこの描写あるよな。」とか胸中ニヤニヤしながら鑑賞しとりました。
『太平記』といえば、師の国芳の武者絵を忠実に受け継いだ芳幾の《太平記英勇伝》もありました。但し内容は軍記物の『太平記』とは関係なく、織田・豊臣時代の勇傑達の英勇伝ですが。お上の批判を躱す為か、紹介名は一部ちょっといじくってあります。例えば石田三成が岸田光成だったり、真田幸村が花田左衛門尉滋野雪村とか。
これは前期と後期で展示替えがあった為、全点見られなかった。
比較対象としてか鑑としてか、二人の師である国芳の作品も展示されていたので変容していった様を見ることも出来る。
てか、いっそのこと門下生全員の作品を見比べてみたいですな。70人超えているはずなのでかなり無茶苦茶な要求になるけどね。
同じ時代に生きた他の絵師達の作品も幾点かあったので、そちらの方とは見比べは出来ましたが、(横浜などの)風景画を見て「一体ソコはドコ?」となった。絵だけ見せられて場所答えろと言われたら絶対無理。
新聞錦絵は芳幾が東京日日新聞のを手掛け、その翌年に芳年が郵便報知新聞に起用されるという流れになっていることから、周囲も関係性の仕立て上げに一役買っていたと思われる。実際は「仲が良いんだか悪いんだか(^ω^)?」という状態だったようです。
展示を見終わってショップの方を眺めていたら、過去の展示で扱われていたグッズなども顔出ししていて、「あ、これ出ていたんだ。」と思った。例えばフランク・クーパーのママレード。これは中々に強いというか、ガッツのあるママレード、デス。他にはハース&ハースというウィーン発のメーカーさんの紅茶。取り扱っていたのは紅茶だったが、ここのフルーツティーはイチオシ。
特に買い物をすることもなく外に出たら、雨脚が強くなっていた( ̄▽ ̄;)
東京駅に着いた時、小ぬか雨よりも弱かったし、問題ない?と思っていたが、流石に傘ないとダメな降りになっていた。天気予報のパーセンテージに賭けた自分は負けたわけで、仕方なく濡れながら有楽町駅へ移動しました。ただ、意外にも傘を持っていない人が多くてちょっと驚いた。
有楽町駅の前にはビックカメラがあり、そこで腕時計の電池を交換してもらった。そしたらパッキンも駄目になっていたらしく、パッキンも取り替えました。
今している腕時計、電池を変えたり外で落としたりした時、何故か不思議と雨であることが多いんですよね。今まで外で落としたのが3回。うち2回が雨だった。てか、よくもまぁ壊れもせず己が手元に戻ってきたもんだ。
2018年に修理に出した時、交換部品がもうなく、次壊れたら最後と言われていた。しかしながらまだまだ現役でいてもらいたい。ちなみにその時は修理に当たってくれた方々が手を尽くして下さった御陰で出費はかさんだものの無事動くようになりました。
…アレ?美術展とは違う話になってしまった。
4月は出来ればあともう1展見に往きたいと思っているが、果たして往けるだろうかね?
では本日のお茶。
夜なのでホットミルク。
復活祭は明日だが復活祭といえばウサギなのでウサギのパン。買った場所はブーランジェリー・ボヌールさん。ちなみに中身はイチゴジャム。
右下のフィナンシェは、なかほら牧場の ピュアグラスフェッド バターで作ったおいしいフィナンシェ。とやたらと長い商品名のフィナンシェ。勿論美味しいが、ホットミルクよりも紅茶や珈琲と合わせるべき味。
本日つけていたブレスレット↓
パープルハートとドラゴンウッド。
ビックカメラの店内の自販機前にて。