昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

土用入り

 立春立夏立秋立冬の前に土用が18日余りあるのだが、この期間は季節の入れ替わる時期となっている。

 五行配当だと土行になるんかな?ついでに四季は木=春、火=夏、金=秋、水=冬となっている。

 

 土用に食べるものとして、土用餅というのがある。食べると疫病除けになると言われている、所謂厄除け菓子のことなのだが、これっていつ食べるんだろうか?と思って調べてみたところ、夏だけらしい。年に4度も土用があるのにも関わらず。

 

 んーで、思った。

 夏小豆にしろ秋小豆にしろ、収穫はどんなに早くても夏小豆の8月からだから、ひねになる前に在庫を減らそうという考えなんだろうか?

 とな。

 実際小豆に限らず、ひねた豆を煮たことある方ならお分かりになるかもしれんが、新豆に比べてやり辛いんですよね。あまりにひねると吸水はしない、割れる、煮ている最中に弾ける、味が染みないなど、散々である(←経験者はかく語りき)。

 

 …ん?「ひね」とはなんぞや?と?

 古くなったもの。1年以上前に収穫された穀物の事。良く言えば熟成されたもの。好みにもよるが、そうめんはひねた方が美味しい。

 

 それにしても、日本って疫病除けのお菓子多いよね。閼伽(あか)団子、みたらし団子、藤(とう)団子など・・・って団子ばっかじゃねーかっ!

 災厄に対して、対抗するよりも過ぎ去ることを優先する国民性のせいもあるんかな?