昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

東京国際ミネラル秋のフェアに往ってきた

 土日に渋谷でお茶の祭典があったのだが、資金上の関係でこっちを選択。なのだが、軍資金が殆ど確保出来ていないので購入したものは少ない。

 画像がないため無駄に長い。

 

 前から意見が出ていたのか、それとも違うのか、今回は参加業者数が少なかった。それでも250社は超えていたけど。

 会場見ていて多いなと感じたのがシルキーサファイア。あとタンザニアウィンザーサファイア。両方とも持っているので手は出さなかった。

 シルキーサファイアはシルク光沢を持つ靄がかったような色合いのサファイア。ミルキーサファイアとも言う。

 ウィンザーサファイアはピンクとブルーが混じり合ったような感じのバイカラーのサファイア。はっきりとバイカラーのものもあれば、滲み合うような境界線のはっきりとしないバイカラーのものもある。そこは好みの問題ですね。

 

 今回購入したのは、鉱物としてはそう珍しくないもの。現在写真を撮っていないのでアップ出来ないのが残念なところだが、ゆくゆくはアップしたい。自己満足の為に!

 購入したのはタンザニア産のマルチカラーカイヤナイト。藍晶石(らんしょうせき)というだけあって、代表的な色は青なのだが、カラーレス、緑、灰、黄、橙とまぁカラーバリエーションがある。

 で、悩んだんよ。

 青緑色が欲しかったのだが、青寄りにするか緑寄りにするか。鉱物の微妙な色合いで選択を迷ったことがある人ならこの苦悩はお判りいただけるかと思います。だって唯一無二だもの(←オマエがやってもカワイクナイからヤメレ)。

 さんざん悩んだ末、選択した色は青色。スイスブルートパーズとかアパタイト、少し色の濃いパライバトルマリンといった色合いである。少なくとも代表的カラーの深(こ)い青ではない。あと、カッターさんの腕が良い。

 

 それからパーティーカラーゾイサイトタンザナイトと言った方が通じはいいかもしらん。勿論?タンザニア産。

 主な色が緑なんだが、所々青が入っていたり紫がかっていたりカラーレスだったりして面白い。あとシラー効果がある♪カッターさんの腕の良さもさることながら、角度によってはそのシラーの色が少し変わるので、微妙にラブラドレッセンス効果があると言った方がいいかもしれない。

 ちなみにシラーはアデュラレッセンスまたはシーンとも言うのだが、石の表面に現れる白ないしは青っぽい光が見られること。これが虹色だとラブラドレッセンスと名称が変わる。

 で、悩んだんよ(2度目)。

 これも選択肢がとても多くて悩みまくった末、直感で選んだ。

 

 他に購入したのはお馴染み?蛍光性鉱物ですねー。

 で、悩んだんよ(3度目)。

 書いている順は買い物した順ではないが、資金ぎりぎりで買おうか否かで悩んだ。しかもそこ、ロシアのコラ半島で採取されるビリオムマイトの新色も出ていた。自分が持っているのは赤なんだが、そこのお店に出ていたのはピンクや紫。またはその2色を混ぜたような色合いのものだった。そして原石で大きかった。出来れば欲しかったが諦めた。

 あんなことになっているとはいえ、ロシアものあるにはあるんだよね。ロシアのダルゴネスクなんかもかなり良質な鉱物が出ている。業者さん曰く、ロシアとウクライナの紛争がなくてもルートの問題でロシア産のは高くついてしまうのだそうだ。

 

 総計で少し引いて頂けることになったので蛍光鉱物を2点購入した。

 1つがシャンパンカルサイト。読んで字の如くシャンパンカラーのカルサイト。お店で見せて頂いたフルオレッセンスもシャンパンカラーに近い色でした。

 もう1つがユーパーライト。見た目は地味な石。もうそれしか言いようない。何かアメリカのミシガン州でしか採取されないと言われているようですが、中国やカナダでも見つかったことがあるとのこと。自分が買ったのはカナダ産。業者さん曰く「昔仕入れたのが出てきた。」とのことでした。

 

 この蛍光鉱物を購入したところではおまけを頂きました(感謝感激です)。

 何かというと岐阜県下呂市は笹洞(ささほら)鉱山のズリで採取された蛍光するフローライト。ちなみに現在は閉山。

 ズリ⇒鉱脈へ到達するまでに掘削した土砂岩石、鉱石や石炭とともに掘り出された石。選鉱・選炭した後に出る廃石。トンネル工事の掘削で排出する土砂岩石屑のこと。ボタとも言う。一言で言えば廃棄物。

 

 最後になるが、オブシディアン(黒曜石)。

 いくら鉱物に興味なくても、これを知らないといったら教科書でスッパーンとツッコミを入れたくなる。

 和名を読めば分かる通り、代表的な色は黒なのだが、実は色は多様で青、緑、赤、茶など様々な色がある。中にはシラー効果が見られるものもあるし、光を当てると虹色を発するものもある。

 正確には鉱物ではないそうなのだが、鉱物として扱われることが多い。だってねぇ、火山から噴出した溶岩が急激に冷えることで生成される天然ガラスだからね。そのためか見た目がえらい偽物ちっくなものも多い。

 自分が購入したのはコロンビアのオブシディアンでコロンビアナイトという商品名がついている。ほんのりピンクっぽくも見える透度の高いグレーカラーが気に入って購入した。

 

 今回はこんな感じです。特に目新しいものはないかと思う。

 帰途についたら新宿駅で罠にはまり、賞味期限間際のビスケットなどを買ってしまい、寒々とした財布の中身が更に悲惨なことになった( ̄▽ ̄;)

 本日お茶はしていない。