昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

ぼそぼそしていて美味しくないという人もいるが

 紅茶につきものと言っても過言ではないスコーン。英国式と米国式と2系統に分かれるが、何かをつけて頂くのが英国式で、単体でも美味しく頂けるのが米国式なんだそうな。

 生まれ故郷はショートブレッドと同じくスコットランド。諸説あるものの16世紀にはその名が文献にみられるとのこと。現在の形になったのは19世紀に入ってからだそうな。

 

 英国の論争によくあるミルクが先か紅茶が先かという論争だが、なんとスコーンにもそういった論争があるんだそう。

 スコーンのお供と言えばクローテッドクリームとジャム。

 デヴォン式⇒クリーム塗ってからジャムを塗る。

 コーンウォール式⇒ジャムを塗ってからクリームを塗る。

 日本だと特に気にしている人はいなさそうだが、現地だとそうでもないとか?

 

 クローテッドクリームは、コーニッシュクリームまたはデボンシャークリームというのだが、それは両地域で共通して作られていることに由来しているようなのだが、その起源は不明らしい。

 クローテッドクリームは元々、農家が牛乳の廃棄物を減らす為に作っていたとの話だが、そんなにも需要と供給のバランスが取れていなかったんだろうか?

 

 紅茶とスコーンとクローテッドクリームとジャムだけのティータイムを、クリームティーというが、これまたデヴォンシャークリームティーまたはコーニッシュティーとも言う。

 

 スコーンは貴族階級向けに作られた小ぶりの物から、労働者階級向けに作られた大きなものまで大きさは様々だが、現在流通しているものは殆どが後者の大きさである。

 

 本日のお茶。

 お茶はダージリン1stフラッシュ、アリヤ茶園のアリヤ ダイヤモンド。

 お茶請けはスーパーのPBのスコーンなんだが、ソフトクッキーに近い食感。

 勿論お茶との相性は好いのだが、このお茶にクローテッドクリームやジャムを合わせる気にはならなかったので、スコーンをそのまま頂いている。見た目からして何かを塗るような形状ではないから、これはこれでいいと思っている。