昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

ルーブル美術館展 肖像芸術―人は人をどう表現してきたか に行ってきた

 会期末期ということもあり、40分待ちだった(実際には45分待ち)。時間がなかったのでさら見だったが、それでも結構堪能出来た。

 

 肖像芸術といっても様々で、記憶の為、信心の為、葬礼の為、権力の誇示などなど。勿論絵画や像だけでなく、貨幣に刻印されている皇帝などの肖像もその類に入る。

 

 絵画もいいが、今回は肖像の像のグレードの高さが物凄い!技術的なこともそうなのだが、よくこんなものをフランスから持ってきたな。という点でも(←そっちかよ!)

 

 葬礼肖像で、墓碑が結構選出されていたのだが、そのうちの1点が「ウ゛キャッ!」という状態だった。

 女性の墓碑なのだが、まとった衣装が一部はだけた痩せ細った女性が彫られていて、何とその腹を蛆虫が食い破って出てきているという、壮絶なもの。

 女性の視線の先と思しきところに自分の視点を置き、視線を絡めるともうそこには恐怖しかない。・・・・墓所でこんなのに会いたくない!!

 

 作品は解説を読みながら進んだ方がより分かり易くてよいかと。ポージングの意味や当時の社会的な背景なども解説されているので。

 あと、制作年代を見ることもオススメします。当時の服飾や流行などに興味があるのでしたらの話ですが。

 

 宣伝というか広告に使われている作品は、中盤から後半に集中している。

 

  肖像といって忘れちゃならないのが自画像だが、エピローグの2作品の前にある、作品番号110番の自画像には恐れ入った。もう、最後の最後にコレもってくるかよ(笑)。てなもんだ。

 コレとは⇒ジョゼフ・デュクルーの《嘲笑の表情をした自画像》。これはポストカード欲しかったですねー。なかったのが残念だったが。

 

 見終えてショップに行ったらショップのレジも結構並んでいましたね。てか、ポストカードや図録を買わないでスマホで撮影していくのって、デジタル万引きになるはずなんですがね。野放しでいいのか?それとも犯罪推称なのか?

 

 帰りはどしゃ降り。幸い最寄駅まで殆ど濡れずに行け、最寄駅から自宅までも濡れずことなく帰れたが、習い事行く時には見事にどしゃ降り。

 最近天候が不安定だし、これで徐々に一雨毎に涼しくなっていってくれればいいのだが。

 余談だが、このままだと今年は米が高くなる見込みだそうだ。

 

 本日のお茶。

 その1。

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 メーカー不明のスウィートポテトと黒蜜きなこ味の豆乳。

 

 その2。

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 18年はニルギリのハブカルフロストティー。表面張力つき。

 お茶請けは高知県高知市は青柳さんの栗のマドレーヌ。