昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

非正規って、全てが全て自己責任なのか?

 先日麿さんが美容院で髪を切ってもらっていた時、同じく髪を切りに来ていた40代くらいの女性が美容師さんと会話していたそうな。で、その女性は「頑張れば正社員くらいなれるのになんでならないのか分からない。」ということを言っていた。と。
 麿さんは言いたかったようだ⇒「好きで非正規やっている人がどれくらいいるのかお分かりなんですねー。勿論非正規労働者が増えている理由もご存知なんですよね?」と。

 

 非正規雇用者や正社員でも給料が安かったりボーナスがなかったりしている状況や、30代以上の非正規雇用の女性が未婚だったり(場合によっちゃあ子供がいなかったり)すると、何故か自己責任を強調する人等がいる。若しくは所詮その程度の価値の人だと決め付けるのがいる。正直自分、アレ不思議なんだよね。
 ちょっと考えれば分かることじゃないのか?社会のどこかしらを食い潰して自分の生活が成り立っているということなんてさ。

 

 最近は見える場所で外国人労働者が増えているが、もう既に外国人労働者を入れないと日本の産業が成立しない状況になっている。自分の状況を嘆いたりするのならもっといいところに転職すればいいという人は、産業の根っこの方の労働者が殆どもしくは全て外国人に取って代わられても、そのような繰言を述べられるのか。
 それが嫌だというのなら、(日本)人がやりたがらない仕事を他の人に押し付ける権利が自分にあるとでも思っているのだろうか。

 あと、高額納税者も思っているだろうね。何で他人の選択の後始末を自分等がしなきゃならんのかと。
 今はどうだか知らんが、チャリティーに税金をかけたり、社会的に成功したから社会に還元しようと動くと売名行為とか言っちゃう日本気質、どうにかならんもんかねぇ?てか、日本人てここまで卑屈だったっけ?

 

 話を元に戻して、麿さん曰く「そういう考え方の人がいるのも判るけど、ちょっと考えれば分かることが分からないというのも困ったものだね。」とな。
 しかし悲しいかな。こんな状態でも日本人は〝比較的2つ以上の視点を持って考えることが出来る人達〟という位置に付けられている。強調しよう。あくまで比較的だ。比較的、つまり平均よりはちょっと上。だが、その中央値は不明確だ。

 

 何かもうね、疲れマシタ・・・・。

 本日のお茶。

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 お茶は遠州あまがたの萌黄。新時代のやぶきただそうな。
 お茶請けは日光名物こと、鬼兵の水羊羹。美味しい。小豆を食べているという実感が欲しい人にオススメ。北陸地方のような飲み物のような水羊羹が好みの人には違和感を感じるかもしれない。