昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

あんちひきこもりぷろじぇくと 八本歯のコル

 行きに直登した場所、帰りは直降するのかよ。と思っていたら、そちらの方面ではなく、八本歯のコルというところから下山するとのこと。

 で、この時はまだ知る由もなかった。このコースが思った以上にハードであることに…。

 

 本日の夜明けは旭日旗模様。

 どこまで伸びているのかね?と思って光線を追って行ったら、残月の傍を通過していた。

 薄らとだけれども光線が見えるかと。

 

 朝ご飯。

 魚は鯖だったかな?

 具沢山の味噌汁はとても嬉しい。

 

 天気予報は昨晩の段階では雨になるかもしれないとあったが、今朝は晴れのち曇りに変わっていた。

 何とかもってくれると有り難いです。

 

 朝靄と雲海の中の富士も綺麗ですな。

 

 残月に見守られながらいざ下山。

 

 しばらく行ったら青空に続く梯子があった。

 登ってぴょこっと顔を出して青褪めた。

 ……(;^ω^)イケト?

 

 ツヅクノカヨ・・・(-_-;)

 

 落ちるとすると↓

 自力で這い上がってこられんな(←問題点はソコじゃない)。

 

 途中岩々を伝って下りていくことになったのだが、振り返って閉口した。

 赤矢印の、一見岩壁に見える部分ありますわな?そこに這いつくばって下ってきた。勿論このルートは登る人もいる。

 

 そこが終わると次に待っているのが↓

 上の方にうねっている梯子が見えるでしょうか。

 下りだから少しは楽かな?と思って自分が浅はかでした。これで技術及び体力レベル双方5中の3ってナニ?3くらいならなんとか行けるか?と思った初心者にとってハードル高くね??

 

 梯子を下りきって、休憩入れてふと足元を見たら、花が咲いておりました。

 花のピークは終わったと言えるが、今盛りの花、これから咲く花などまだ色は残っていました。殆ど写真撮れなかったのが少し悔やまれるけど。

 ついでに、6月中旬から下旬、北岳のトラバース道の一部のエリアには、北岳固有種のキタダケソウという白い花が咲くとのこと。

 

 あとはひたすら降っていった。途中途中砂や泥の連続スライダーに足を取られながら、非常に遅速ながら怪我無しで白根御池まで辿り着いた。

 分岐点で休憩していたところ、後から来た人が自分達の目の前でテン泊の人が転落したとの話を聞いた。沢まで落ちることはなかったものの、その後県警のヘリが来ていたころから動ける状態ではなかったと推測する。

 

 ↓白根御池近くの直登コース入り口付近の草滑り。

 

 この後広河原に向かったのだが、後続者にどんどん抜かされ、何でこんなにも自分は降るのが遅いのか悩む。

 そのうち歩くのが徐々に辛くなり、心配する同行者さんに逆切れする始末…。

 後で分かったことだが、両の親指に水膨れが出来て、それが破れてその下の皮も水膨れになっていて、更にその水膨れも破れていた為歩くのが辛かったことが判明。そりゃ痛いわな。

 足元はよく見ていないと、木の根のトラップまみれ。

 それでも何とか無事に広河原に着き、どうにかバスに乗って芦安に戻りました。

 

 芦安では木漏れ日浴びながら露天温泉(貸し切り状態でした♪)に入った後、食べ損ねたお昼を頂きました。

 北岳山荘、どうしてそう魚の皮の処理が巧いのか…。皮も美味しく頂けました。

 そういえば、今回どこの山小屋でも売店でも、三ツ矢サイダーだけが売り切れていて哀しかった。自分も飲みたかったのに…(TヘT)

 

 この後は甲府へ。夕飯はスーパーのお総菜コーナーで購入したものです。明日の朝も同じ。

 で、明日帰宅。