昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

印象派への旅 海運王の夢

 まだやらにゃーならんことあったのに、残業禁止ってことで、仕事の帰りに行ってきた。

 閉館時間との兼ね合いでBunkamuraを選択。

 んで、展示内容は英国から出されることのなかったスコットランドの海運王、W.バレルのコレクションがついに初来日。これが叶った背景には、現在バレル・コレクションが改装になったから。

 バレル自身「国外に持ち出さないでほしい」という条件を理由に寄贈したというのもあり、まさに奇跡的に実現した展覧会ともいえるとな。勿論日本の巡回も5ヶ所に及ぶという事で、これからという場所で好きなら是非♪

 

 展示自体は印象派という感じはあまりない。全体を通して光の柔らかさや空気の手触り、闇の優しさなど、匂いを感じさせるような作品が多かった。

 

 作家群は著名な人を挙げておくと、ゴッホ、コロー、アンリ・ファンタン・ラトゥール、クールベセザンヌ、マネ、ドガブーダンシスレールノワール、ドービニー、ピサロ以下略。

 そーいやドービニーは損保の美術館(新宿)で大規模な回顧展やってますな(行きたかったけど行けないのが悔しい)。

 

 個人的にいいなぁと思ったのが、テオデュール・リボーの《会計士》とアンリ・ファンタン・ラトゥールの《春の花》、アンリ・ル・シダネルの《雪》、ウィリアム・マクタガートの《満潮》。

 特にアンリ・ル・シダネルの《雪》は、油彩ながら雲英(きら)刷りのような表現が素晴らしかった。

 

 会場の最後の方は撮影OKエリアでした。

 最近こういうのの増えた。集客手段の一つなんだろうか?よく分からんが。

 

 以下愚痴。

 

 満足して帰宅したのが22時近かったのだが、帰宅したら母が遅い晩御飯を作っていた。母は仕事の後講習会で自分よりも少し早く帰宅したとのこと。で、聞くと親父は今日休みで、兄貴は帰宅していた。のにも関わらず、二人「何もしていない」とのこと。

 

 …コイツラ一体何様のつもりなんだろうか?

 

 冷蔵庫の中に残り物はある。ごはんはとげいでセットすれば炊飯器が後はやってくれる。キサマラ自分の口くらい自分で養えないのか!?母をなんだと思ってやがる。母もほっといて自分が食べる分だけ作ればいいのに…とは思う。

 

 帰宅が遅かったのでお茶はしていないです。