昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

仏像の姿(かたち)展とルピシアのグラン・マルシェに行ってきた

 展示の場所は三井記念美術館。ここは展示もさることながら、様々な他館の美術展・博物展など情報もがっつり集められます。
 集めた情報に少し触れると、いずれも来年の話だが、東京都美術館において春にはクリムト展、秋にはコート―ルド美術館印象派展が開催される。夏に東京国立博物館において三国志展が開催される。他には春に森アーツギャラリーでムーミン展、新春にBunkamuraクマのプーさん展が開催される。


 今年の展示だとすみだ北斎美術館で大江戸グルメと北斎展があり、千葉市美術館で石井林響(←135歳おめでとう)展がある。ついでにお名前割引がある。姓が石井、名前に天、風、林、響がつく方は鑑賞券が2割引きになるとのこと。
 まだまだあるがきりがないのでここでやめる。

 

 今回は東京藝術大学文化財保存学(彫刻)の学生さん達が手掛けた模刻作品及び修復作品も併せて展示されています。
 展示されているものは平安・鎌倉時代のものが多いですが、飛鳥時代のものや南北朝時代のものもありました。個人蔵というのが意外に多くて驚いた。
 正式な展示名は「仏像の姿(かたち)」~微笑む・飾る・踊る~仏師がアーティストになる瞬間です。
 見たことあるのもあるのだが、こんなのアリ?というものばかりだった。けれども決して異端というわけでもなく、無名や知名度の低いが実力が確かな仏師達によるこういったアプローチもあるんだ。と色々と勉強になりました。
 
 全体的に言えることは、細部へのコダワリが半端ない。いや、もう、ここまでやりますか⁉てなくらい。そのせいなのか、形成されていた結界の肌触りが温かかった。
 して、会場内では截金(きりかね)の技法についても言及されていたのだが、気の遠くなるような作業ですな。
 
 へぇっと思ったのが、四天王眷属立像。
 四天王や邪鬼はよく見るが、その眷属というのは見たことがない。展示されていたのは東方と南方の眷属。南方の眷属は実際に存在していそうな顔立ちでした。
 解説を読んで、これらを見たことはないのは当たり前だと思った。四天王眷属の彫像としては現存唯一のものだそうです。ついでに西と北も現存しているが、別々の美術館にあるとのこと。

 

 威嚇の見栄を切っているお不動さん、片足を上げる両脇侍像、毘沙門天立像だが何故か邪鬼が蛇をつかんでいるもの、目が爛々としていて力強い毘沙門天、歯列や舌までもしっかりと再現された持国天、7匹の迦楼羅炎を背負ったお不動さん、とてもリアルな十二神将像(6躯のみ)、なんば走りをする伽藍神、物凄く迫力のある雷神(但しバチが鉄アレイに見える)。見応えあるものが多かった。
 
 模刻作品及び修復作品は最終章にまとめられておりましたが、難だかとても深い世界に入ってしまった気分になる。往年の仏師達もこんな心境だったんかなぁ?とも思ったが。
 出来立ての姿というものを目にしたことはないので違和感を覚えたが、時間と人の思いの蓄積が変容させてゆくのだと思うと、何だろう?そうだね、感慨深いものがある。

 展示数は75点ほどなので、そう時間は掛からなかった。尤ももっと見ていたかったが、あとが詰まっていたので次へ移動。
 次の場所は渋谷のヒカリエ。

 

 グラン・マルシェに参加する前に、ヒカリエの地下で親父の誕生日プレゼントを購入した。侍という北海道の日本酒を購入。瓶の色がドイツワインっぽくて気に入った。とても綺麗な青♪
 その後上に移動してグラン・マルシェに参戦。お茶に関してはコレ!というものはなかったが、アウトレットで秋摘みのネパール紅茶を購入。他の産地のものと比べて人気ないのだろうか?ダージリン好きなら好みそうなものだけれどな。

 あ、見事に予算はオーバーしたよ。使った金額の半分が返礼品や贈り物。まぁ、いいのが買えたと納得しとくか。
 会場内は圧倒的に女性が多いものの、男性だけのグループというのもそこそこ見受けられた。若い人が多かった。


 会場内の男性は皆スリムなのに、女性はやたらと安定度の高い人が多かったのはきっと気のせいではあるまい。そしてゴスロリ(?)率高し。

 

 今日もバカみたいに飲食せずに出てきていたので、さっさと撤退。会場内で試飲や試食も出来たのだが、殆ど手を付けなかった。

 

 帰宅して、本日のお茶!

f:id:runningwater:20181125032729j:plain

 お茶はボルネオ?のお茶。
 お茶請けはベノアさんのスコーン。英国のロッタ社のクロテッドクリーム付き♪他に付随するはラズベリーの花の蜜とイタリアの修道院で作られたジャム。
 点々が見受けられるスコーンはカレンズ(干しブドウ)入り。シナモンが入っていたのでこれは母に譲った。母はシナモンラバーだが、自分は苦手。

 

 で、夕飯の支度後習い事に行ったら久方振りに友人(といっていいものか)が来たので、泳ぐよりも水中歩行を30分ほど実行。4月から暫くアメリカに生贄として捧げられていたとのこと。使えない社員の尻拭いというか代打だったらしい。…ご愁傷さまです。

 帰宅して帰りに買ってきたイワシを煮つけながらごはん。その後お茶。

f:id:runningwater:20181125032803j:plain

 お茶は静岡の煎茶。
 お茶請けは東京都世田谷区十勝たちばなさんのフレッシュパンセのほうじ茶。と岐阜県羽島市はハルさんの鯛あられ。
 パンセも鯛あられも、子どもの頃のおやつだったのでたまに食べたくなります。

 

 追記。

 現在親父は頂いたが好みではないものや、古い未開封のお酒を整理して買い取り業者に買い取ってもらう予定でいるようなのだが、今日自分が贈った酒もあげて5分も経たないうちに「これも売っていい?」とか聞いてきやがった。

 冗談にしても笑えない。つか、冗談が通じない人にそんなことのたもうか?「好きにすれば?」と答えたが、せめて開けて見るくらいはしろよ。