何が悪魔のお菓子かってーと、板状かりんとう。
あのパリパリ食感はクセになる。ちょっと歯に張り付いたら熱めの焙じ茶か番茶をぐいっと呷る。くぅ~たまりませんなぁ(←どこのヤカラだよ!?)
奈良時代に日本に伝わった大陸の菓子(唐菓子)も、いうなればかりんとうだわな。米粉や麦粉を練って油で揚げたものが多いから。
余談だが、それより前の飛鳥時代のお菓子としては飴や餅、あとは水菓子こと果物が代表格。揚げ菓子は見当たらない。
『延喜式』に記されていたっけかな?胡麻油が献上されており、それを使って揚げられていたとある。
今手元に専門書大小合わせて4冊あるが、それを開いてまで言及するつもりはない。以前書いた饅頭についての項のようになったら、読む方としてもうんざりだろうし、第一そこまで暇(いとま)がある方がそういるとも思えない。
大陸には日本に伝わった唐菓子というのは残ってはいないが、日本では当時伝わったままに非常に近い状態で、幾つか残っている。実際食べることも出来る。
値段が高い上に美味しいとは言いがたいが、平安文学の中にも見られるものを、1千年以上の時を越えて自分が味わっているという体験をしてみたい方はどうぞ♪
恐らくそういう人って、古戦場などの跡地に立って往年に思いを馳せることが出来る人だと思う。中には場所の記憶を拾ってしまう人もいるだろうけれど。
本日のお茶。
お茶は抹茶入り玄米茶(ラスト)。どろりとした色ではあるのだが、全く渋くもなくえぐくもなく、飲みやすかった。
お茶請けは北海道小樽の花林糖、蜂蜜味。
製造者は北海道小樽市はオタル製菓さん。販売は東京都世田谷区はもへじさん(カルディCFのグループ会社)。
一袋食べるとほぼ一食分に該当するのだが、ぺロッと食べられてしまうくらいサックサク進む。あ、勿論半分は麿さんのところ。