昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

円覚寺の至宝 鎌倉禅林の美展に行ってきた

 まー色々と絡みのイベントやら限定御朱印とやらがありましたが、全てそっちのけで行ってきました。

 23日に終了する展示が幾展かあり、諸事情の関係で1展に絞らなきゃならんってなことで、選んだのがこれ。鎌倉、南北朝、室町と密接な展示だしね。

 

 鎌倉彫の源流とされている中国の漆技法や、見目麗しい青磁器を見る事が出来て良かった。とはいえ、あまり重ねの厚い堆朱(ついしゅ)や堆黒(ついぼく)は好きではないが。

 自分が好きな青磁も、一定の色はなく色の幅があるようで、本当に透明感のあるものってあまり目にしたことがないんですよ。で、今回名品として展示されていた南宋時代の青磁袴腰香炉ってのが、もううっとりとするくらいの美品。パンフレットにも写真はあったが、本物にはやはり敵わない。

 

 仏像関係もとても好かった。展示室に入った途端神気にやられた(苦笑)。

 中でも帝釈天立像が変わっていて、中国を思わせるような形状の帽子をかぶっていた。

 あと、大陸の潮流(流行?)の影響がところどころ見受けられ、結構頻繁に往来していたのか?と思った。例えば道教の神様がそのまま禅宗の守護神の取り入れられたのも、あまり時間差なく取り入れられていたりしていたし。

 

 ほぅ。と思ったのが土紋(どもん)という装飾方法。

 型抜きした土を焼くかして金泥や彩色を施して像にくっつけて、立体的な表現をする手法とのことだが、中世の鎌倉地方に限ってみられるものなのだそうだ。

 

 それから、先ず一般公開されない異色コラボとして、蘭渓道隆と無学祖元の像が並行展示されていたこと。

 共に生前そっくりらしい。

 生前そっくりと言えば、夢想疎石の像もあり、ほぼ実物大とのことだった。かなり小さかったけど。しかし当世の男性の平均身長が157㎝という事を思えば、その小ささも頷ける。

 

 パネル展示ではあったが、円覚寺境内絵図というのがあり、中世の円覚寺の寺域を現わしたものがあった。

 証判として上杉重能(しげよし)の花押が押されていた。足利直義重臣と書かれていたのを見て、えっらい納得いった自分がいた(←いいのか?そんなんで…)

 

 展示を見終えた後は、マンダリンオリエンタルでパン買って、コレド室町ぶらついて、三越日本橋店で水無月探したけどなくて、夏至だからまだ早いんだろうなーと思いつつ、店内の七夕の短冊に願い事を書くという矛盾したことをし、帰宅した。

 つか、見るからにメタラーだと分かるようないでたちだったので、周囲から浮いていたことは言うまでもない。

 

 本日のお茶。

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 お茶はレモンティー(薄め)。

 右は大好物のダークチェリーのデニッシュ(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 左はマンダリンオリエンタルの顔商品なのだが、開けた瞬間顔が引きつり、それでも一口食して悶絶。……カンネルは苦手なんだよっ!!

 

 で、この後同じところで買っていたクロワッサンを口直しとしていただいた。

 

 もう1度口直し(って、まだ啖らふのか)。

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 お茶は同じ。たっぷりと淹れたので水位は変わらず。

 

 時間をおいてその2。

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 クッキーフレーバーのミルクティー

 お茶請けは見ての通り。製造は不二家だが。

 お茶に砂糖を入れていないので、合う♪