昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

宝石質のもいる

 イカのご先祖さんでベレムナイトというのがいる。化石で出ることが多いようだが、自分が持っているのはのしイカのような色をしている。ブログにアップしたくても、トランクルームのどこに置いているか記憶にあるがそれが定かではない。

 ついでにBLで弱い蛍光を発する。

 

 購入した後に「超長期熟成のしイカ。」と言って、有志に見せたら爆笑された…。なんか変なこと言ったか?中生代の生き物だから、古くても大体2億年くらいだぞ?

 

 普通は黒っぽい化石ではあるのだが、ベレムちゃんは宝石質のものもあり、オパール化したやつは物凄く綺麗だ。アンモさん(アンモナイト)も大体同世代で、こちらはベレムちゃんとは違った意味できらっきら。ベレムちゃんとは違い、アンモライトと言われます。こちらも持っているのだが、以下略。

 

 それにしても、持ってはいるものの写真撮っていないという子は多いな。特に初期。カテゴリーで上位にあるとはいえ、浮気性で食い散らかしが多いが故に記事数はどうにか150を超えた程度。

 

 話が逸れたので元に戻すが、そのベレムナイトがどうかしたのかというと、宮城県南三陸町から新たに見つかったとのこと。

 新たに見つかった。つまり記録を覆したことになる。

 今まで世界最古とされていたのは中国の2.3億年くらい昔のもの。で、今回見つかったのが2.48億年くらいの地層から発見されたもの。そして従来のベレムナイトとは異なるものだったらしく、新種として認定された。

 名前は、発掘地点や発見者(気仙沼市出身のアマチュア収集家の高泉幸浩さん)にちなみ、「トウホクベルス・タカイズミイ」と命名されたとな。

 

 ベレムナイトのようなもの(体の内部に石灰質の殻を持つもの)が、始め北西ヨーロッパに出現したということもあり、欧州の専門家の間では、ベレムナイトは欧州の海域で出現した後、世界に広がったとの考え方が主流。とのことだが、これが覆ったことになる。

 時期的にほぼ同時期とも言えるので、同族別種だろうな。

 

 日本でもベレムナイトはそれなりに見つかっているが、体系化されていないとのことで今後見直しがされるかもしれない。今後の研究発表が待たれるが、また新発表とかあると愉しいな。

 ちなみに、三畳紀(さんじょうき)/ジュラ紀境界の大量絶滅イベントも絡めて書かれている、ここが個人的には面白かったので、興味がある方はどうぞ。

 

 あと、本日はお茶はしていない。