お彼岸の真ん中、本日秋分の日です。
一定期間の真ん中の日を「なかび」と読むのも間違いではないが、お彼岸の真ん中の日は「ちゅうにち」と読むのが正しいとな。「なかび」はどちらかというと期間のある興行の真ん中の日を指す言葉だそうだ。
秋分と春分、昼と夜の時間が大体半分になる日だと思っていたのだが、秋は故人を偲ぶ日、春は生命を称える日と違いはあるとのこと。まるで社日(しゃにち)のようですな。ついでに今年は22日。
ん?そんなものの存在は知らないと?(知っていたら御免なさい)
社日⇒お彼岸の中日に最も近い戊(つちのえ)の日ので、土地神様に五穀豊作を祈る。春は種子を、秋は初穂をお供えする。
何で戊に祈るかは知らんけど、土地そのものを神様から借りたという認識だからなんだろうな。手元にある本によると
戊→つちのえ→土の兄(え)→山・丘の土
己→つちのと→土の弟(と)→田・畑の土
とのことで、字そのものは戊は繁茂の意で、己が繁茂が条理整然となった状態のこと。
神様の領分と人の領分を分けて考えているとも思える。
こう考えると農耕民族が持つ日本人の宗教観が垣間見える気がする。
お彼岸も仏教から来ているものとはいえ、「お彼岸」という風習があるのは日本だけだし、そこにはやはり日本独特の怨霊信仰もプラスされているような気もするな。(いつ偲んだっていいが)行事化された故人を偲ぶ日が多いと感じる。
本日秋分の日に加えて一粒万倍日+大安吉日。十二直は外れるが宿星、暦下段も吉日ってことで、微妙なテンションの上がり方をしている(但し体調は悪い)。
農業従事者ではないが、五穀豊穣を祈りましょーという謎のテンションで、勢い白玉なんぞ作ってみた。40個ほど。余ったら醬油をつけて焼けばヨシ!
本日のお茶。
温かい麦茶と、黒蜜で食べるあんみつ うぃず 手作り白玉団子。原材料は佐賀県産のひよくもち。
抹茶タイプと八女茶を提供した親父が、物凄い勢いで食べていたので何事⁉と思ったが、どうやら美味しかったらしい。
実際自分も食べてみて、あまりにするっと入ってきたもんで、お茶請け追加。
小豆の次は大豆じゃーってことで、北海道千歳市は北のアトリエさん製造、ホクレン農業協同組合連合会さんの光黒大豆のどら焼き。
既に口にしているのにも関わらず、じゃあ勢いで(小)麦もってんで
これを追加。
粟と稗は雑穀米で補うべーし。
ではごはんの支度に行ってまいり候。