昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

ランス美術館展に行ってきた

 フランス北東部にあるランス。歴代フランス国王が戴冠式を行なった大聖堂があり、シャンパンで有名な都市。レオナール・フジタ及びその細君が眠る地でもある。
 フランス絵画の宝庫と題打っているだけあり、17世紀から20世紀までの選りすぐり作品と平和の聖母礼拝堂(フジタ礼拝堂)の素描などが来日。

 

 美術史の流れも掴めるような時代の順になっているので、絵画と並行した時代の背景などを知っているとより楽しめるかと。
 絵画の解説よりも画家の生涯の方が文字数が多く、面白くもあったがちょっと疲れた。名前は知っているがその生い立ちなどにはあまり触れていないので、色々な発見があった。
 あと、画家ではないがアレクサンドル・デュマの息子も同じ名前だったと初めて知った。父はかの有名な『三銃士』や『モンテクリスト伯』を書いた小説家。子は『椿姫』を書いた小説家。・・・・正直紛らわしいわっ!!

 

 有名どころはドラクロワ、シャセリオー、コロー、ピサロ、ミレー、クールベブーダンシスレーゴーギャン、ドニですかね。
 13、14年にフジタ細君の遺産(?)管理人からランス美術館へ2千点を超える作品などの関連品が寄贈され、その中からフジタ礼拝堂に関わるものやフジタが手がけたステンドグラスの写真パネルなどが展示品の半分を占めていた。
 この方の作品は油彩が油彩に見えない。今回はフレスコ画が多かったが、これもフレスコ画っぽくない。そしてやはり素描は好い♪

 

 新宿という場所柄の所為か、自分が出た17時過ぎにも結構来館者がいましたね。自分だったら絶対無理。

 

 して、買い物をしながら帰途に着く。っと。
 暑かったのでメニューはうどんだが。ついでに汁は今日は白だよ。野良坊菜を練りこんだうどんに黒い汁は合わんから。
 
 本日のお茶。

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 お茶はダージリン、アリヤ茶園のムーンビーム。
 お茶請けはフランス絡みってことで、フランスのサブレ。