昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

作り方知らんや

 先日母と買い物をしていて、母があくまきを買った。しかし本人は食べ方を知らないとな?(なら何故買った?)

 

 あくまきは灰汁で糯米を炊いたもので、元々は戦陣食だったとか。現在は端午の節句に食べられるようだ。

 

 昔訪れた博物館や資料館で戦陣食について触れていたことがあり、学んだ記憶はあるが地域食の所為かあくまきはなかったな。あったのは頓食(とんじき/おにぎり)やインスタント味噌汁、納豆(正確には茹で豆)などだったかな?あ、あと乾瓢。

 戦記物で食べ物に触れることは先ずないが、並行して調べてみると面白い(←閑人めが)。

 

 話を元に戻して、パッケージの裏に食べ方が書いてあり、きな粉を掛けて食べたり、醤油を掛けて食べたりするそうな。

 で、そういやうちにきな粉あったな~。と思って探してみたら、あるにはあったが青ばこきな粉だった( ̄▽ ̄;)

 

 詳しくは知らんのだが、青ばこきな粉=青肌豆で作られたきな粉、青肌豆=青大豆(地域によってはひたし豆)、青大豆で作られたきな粉=ウグイスきな粉。あと、青ばこは青ばたとも言うようだ。

 

 上記を踏まえて、黄色いきな粉は大豆から作られたもの。ウグイスきな粉は青大豆から作られたもの。

 同じ大豆でも味が違うので、当然味は違う。あと香りも違う。

 ついでに麿さん曰く「青大豆のきな粉はハズレを引くと豆特有の生臭さがあるからね。」とのこと。

 

 自分はウグイスきな粉が当たり前のように存在する食環境で育ってきているので、別に違和感ないのだが、青いきな粉なんてあるのか?という人に遭遇することはままある。

 つかね、大豆には黄色と青(緑)以外にも白や黒、赤や斑もあるのだからそれを粉末にすりゃ全部きな粉になるんだよ。つまり白きな粉や黒きな粉、赤きな粉も存在する。但し斑は色が混ざるのできな粉としか言いようがないだろうけど。 

 ↑強引というが暴論ダネ♪

 

 前置きが長くなったが、更に探したら一般的なきな粉が出てきた。が、ここで困ったことが一つ。

 そのまま掛ける気はなかったので加糖きな粉を作ろうとしたのだが、以下タイトル。

 砂糖と食塩を混ぜ込めりゃそうなるのは分かる。けど、比率は⁉(←男性にありがちらしい料理脳)。

 更に言うと、精製度と粒子径がどれくらいのものがベストなんだ??(うちには砂糖が4種類ある為)

 …と、そんな下らないことで頭抱えたので、素直に醤油で食べることにした。そーいや醤油も大豆だな。醤油は口切ってあるのが2種類しかないので普通の濃口醤油で頂くことにした。

 

 ということで本日のお茶。

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 お茶は特蒸し煎茶。

 お茶請けは、右が鹿児島県指宿市逆瀬川商店さんのあくまき。醤油をかける前である。ラップを敷いているのは思った以上に柔らかかった為、うまく切れないだろうな。という考えから(ラップ裏から物理で支援する為)。

 左は東京都品川区はデルタインターナショナルさん販売のだし風味ミックスナッツ。胡桃とカシューナッツとアーモンドが入っている。だしはにんべんさんのかつおぶし粉末を使用。

 開けた途端、隣で寝ていたはずの猫が肘の辺りにいたことを付け加えておく。どつく一歩為だったよ(-_-;)気が付いてよかった…。

 

 お茶との相性は両方とも好かった。

 

 あと、あくまきは孟宗竹の皮で巻いている為、ちまきとも言うそうだ。

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 見辛いが、↑な感じである。

 

 完全な蛇足だが、当方あくまきを食べるのは人生2度目。なのだが、子供の頃初めて食べたものが滅茶苦茶不味かった為、今回食べるに当たって物凄く抵抗があった。

 今回そんなことはなかったので、元の物が自分の好みと合わなかったのかはたまた自分の味覚が変わったのか分からないが、3度目もありかな。と思った(あとは家族次第)。