昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

毒展に往ってきた

 これ見た後に、空きがあったらまた別の展示を見よ~。っと目論んでいたのだが、母から用事を言いつけられて、この展示自体もタイムトライアル鑑賞しました。言わずもがな、見終えた後即行帰りました。

 

 人気を博しているだけあり、人が多かったー。日時の関係もあるだろうが、チビッ子(未就学児)多かった~。ただでさえ人が多くて周囲の人に注意しなければならんのに、自分の半分の背丈もない、動きの予測のつかないのが沢山いたのでそっちの方で神経使って却って疲れた。ついでに写真撮影可というのがそれに拍車を掛けていたことは言うまでもない。

 タイムトライアル鑑賞だった為、全体をさら見かつ写真は一切撮っていない。

 

 毒と一言でまとめてみても、色々ありますわな。

 この展示では毒の概念から始まり、毒を持った生物達、毒によってもたらされた進化、人間が毒とどう関わってきたかの歴史という内容になっている。

 

 毒を持った生物達は、植物や動物、海洋生物、菌類に加えて鉱物由来の毒、火山ガス、人間が作り出した毒を紹介している。

 いずれも標本や動画などで実物や実態をこの目で見られるのが魅力的である。勿論レプリカも多いのだが、大きさや色などが実際の存在に近い状態で把握出来るので、へぇ~っと思うことは多かった。

 

 毒の歴史というほど大したものではないが、誰しも義務教育の段階でも毒について学ぶことはあったと思う。ないとかのたもうたものなら、もう裏拳でツッコミモノです。

 義務教育を終えていて、例えばフグを捌いて提供するに当たっては免許が必要だとか、キノコには毒を持つものがあるとか、水俣病という公害があるとか、知らんトモガラがいたら脳内疑うぞ?

 

 話を元に戻して、生物毒(ハチの毒)で「(;゚Д゚)」と思ったのがシュミット指数。

 それは、ジャスティン・シュミット氏が、実際にハチに刺されてみることでその痛みを相対的に数値化したもの。氏はこれでイグノーベル賞を受賞したのだが、笑いを取るレベルが命懸けかよ⁉とツッコまずにはいられんかった。

 しかしこの御仁、痛みの表現が秀逸でした。そして刺されて一番痛いところは鼻の穴だったとか?

 

 興味深かったのが、普段口にしている食物で毒を持っているもの。フグ、酒、煙草はぱっと思い浮かぶだろうが、自分はいずれも口にはしない。フグはたま~に食べることはあるが、普段から口にはしない。

 他にはジャガイモ、ウナギが上げられるか。

 その他展示の中で上げられていたのは、ハウスダストや花粉、チョコレート、コンニャクイモ、キャッサバ(タピオカでんぷんの原材料)等。

 花粉とかは分かるとして、後者はやはり毒抜きされたものだから(恐らく)安全なんだろうな。と思った。

 

 毒抜きといえば、フィンランドの猛毒キノコ料理、シャグマアミガサタケを使った料理とその材料も紹介されていました。

 慣れない人が調理するのは危険だとか無謀だとかとても念押しされていましたが、ちょっと食べてみたいかもと思いました。…となると、時期にフィンランドに行かないとダメですね。

 

 あまり長くごちゃくちゃ書くのも何なんで、中途半端な感じですがここらで切ります。

 率直な感想としては、テーマが人類の歴史に古くから絡まっているせいか、切り口や視点が沢山あると同時に、興味ある人が多いんだな。と思った。そして改めて(広義の意での)毒はそんな特別なもんでもないんだね。と認識した。

 

 東京では2月19日まで。その後は大阪に巡回するとのこと。個人的なオススメ度は高い。

 

 ここから余談。

 

 即帰宅した後、用事を終えて、気が付いたら15時になるか?というところだったので、本日のお茶!

 …何だかお茶請けが凄いことになっとんのぅ( ̄▽ ̄;)

 

 お茶はケニアのお茶。今回は鍋で煮出さずにポットで淹れた。ミルクはピッチャーに注いでそこから投入した。

 

 同系色で見辛いかと思うが、お茶請けは左下時計回りから神奈川県横浜市はウィッシュボンさんのキャラメルプレスパイ、愛知県名古屋市はオールハーツ・カンパニーさんの世にもおいしいRichブラウニー、東京都渋谷区は中山製菓さん(製造は同社の佐野工場)のすいーとぽてと。

 そしてそれらの下敷きになっているのが、ゴディバジャパン×パスコのチョコレートデニッシュ。

 うーん(;^ω^)何kcalかしらんね?

 

 ミルクティーには砂糖は入れていない。お茶請けの方で相当糖分摂取することになるから。

 砂糖も中毒性があるってことで、分類としては毒になるんかねぇ…?