昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

金王八幡宮に行ってきた

 久々にベレ氏に会う。そしてタイトルのところへ連行。知らないというのなら尚更だ。

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 渋谷駅方面を臨む。

 

 渋谷を歩いたことある人なら知っているかもしれないが、渋谷には金王坂(こんのうさか)という坂がある。その近くにあるのが金王八幡宮。JR渋谷駅東口から徒歩5分という立地。

 御祭神は渋谷のご当地ヒーローこと澁谷金王丸常光(しぶやこんのうまるつねみつ)。うん、誰だよ?と突っ込まれまそうですな。

 この方です↓

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 生まれは永治元年(1141年)八月十五日生まれだよ。中秋の名月の生まれ。

 源義朝に従い、保元の乱に出陣したのが17歳。

 平治の乱後に出家してはいるが、源頼朝とも親しく、鎌倉幕府開幕にも尽力している。

 享年は44歳。文治元年十月二十三日。義経の館に討ち入り、最期を遂げている。

 

 境内には御影堂があり、そこに鎮座しているのが保元の乱に出陣する際に、自分の姿をうつし母に遺した木像。毎年三月の最終土曜日に御開帳されます。

 そして彼が所持していたという毒蛇長太刀もこの八幡宮に保存されているとのこと。

 

 んーで、境内には澁谷城の砦の石なるものがある。八幡宮一帯は平安時代末期から澁谷氏一族の居館の跡。

 コレね↓

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 歩いてみると分かるのだが、渋谷って地名からして谷底(JR渋谷駅が最も低い)。隣は代官山だし、反対側は神泉。今でも極当たり前のように湧水している。

 八幡宮一帯は西に渋谷川、北東に黒鍬谷があり、数箇所の湧水を有していた。

 

 落城したのは室町時代。1524年の高輪原(現在の品川区高輪)の戦い(北条氏郷VS上杉朝興)で、交戦中に北条の別機動隊に焼き払われた。所謂間接アプローチってヤツをかまされた訳だ(相手が降伏してくれればいいが、そうでは無い場合は血のツケが高くつくやり方)。

 

 そして忘れちゃならないのが境内にある金王桜。  長州緋桜の一種らしいのだが、一重と八重が1本の木につくという珍しいもの。憂忘桜(うきわすれさくら)という別称も持っているようだ。

 諸説はあるものの、頼朝が父の代から仕えてくれた忠節をしのび、金王丸の名を冠して鎌倉亀ヶ谷の館からこの地に移したものとされている。実生により植え継がれてきたとのことで、2本あるうちの1本はまだ2mにも満たない。

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 こちらは蜂さんがお仕事中。

 

 時間があったので、今回は暫く御影堂の真隣で毒抜きをしておりました。

 しつこい油汚れをめりめりっと引き剥がすようなそんな感覚があったので、澱の除去のようだなと感じていた。で、思っていたよりも痛かった・・・・。

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 毒抜き現場♪

 

  毒抜き後は御朱印を頂いてごはんをたかったり、買い物をしたりして自分にしてはかなり遅い時間まで渋谷におりました。

 ついでに道玄坂のやまやさんは愉しい。お酒の専門店なのだが、お酒以外の取り扱いもあり「こ、ここでかようなものが!!」というアイテム多し。お酒の種類は本当に多い。そしてレジの近くにウルトラマン好きの方には是非見ていただきたい物がある。尤も敢えてここには書かないが。

 そして金王八幡宮の駐車場で、ベレ氏が↓なものを見つけた。

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 ツッコミOK?

 

 あと、ベレ氏から「うぎゃぁっ!!」な物を頂いた(で良いのだよね?)

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 はい、分かった人はエルボーでツッコミGO!(返り討ちないしカウンター覚悟の上で)

 

 本日のお茶。

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 お茶は懐香茶。

 お茶請けは文明堂さんの柚子カステラ。冷凍保存が2ヶ月に及んだ為、少々匂いが着いていたのが気になったが、お茶に合わせたらそうでもなくなった。

 

 先日述べた通り、お月見とお花見を兼ねてみた。

 月光の中、ひらりと舞う花びらもいいが、春独特の冷たい強い風が時折ざぁっと花びらを攫っていく様も好い。