昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

あんちひきこもりぷろじぇくと 往ったれ上高地

 夜明け前、ざわつき+同行者のコールで目覚めた。意外と遅く、4時半前だったかな。

 では夜明けの写真をどうぞ。1、2枚目は山荘の中から撮っているので、窓ガラスの汚れまでしっかりと映っていますが、ご勘弁を。

 ヘッドライトをつけた方達はこれから出発の方達です。

 晴れた日の夜明けの瞬間って、本当に綺麗だよね。

 運がいいと一瞬だけ空がぱぁっと東雲(しののめ)色に変わる。曙色に似ている色なのだが、微妙に異なり滅多に見ることが出来ない色なんだそうだ。

 惜しむらくは今回はそういった変化はなかった。

 

 グラデーションカラーが好み。

 

 雲海が広がっていてすっきりと晴れてはいないが、これもまたよし。

 

 朝日に照らされた奥穂高岳

 去らなきゃならん日に恨めしい程の安定した好天候に恵まれたのだが、奥穂高岳山頂で御来光を臨むことはせず、朝食後一気に上高地に下ることに。

 そんな日の朝食は

 ごはんのあてが山盛りな朝食。ついでに玉子は生だ。蒟蒻があったり塩鮭があったり、金平?などがあったりしました。

 

 食事はごはんと味噌汁はおかわり自由でした。あとお茶もだったかな。

 この日の朝食の時間は自分達は5時でしたが、この後入替戦で3回朝食の時間が続く。働いている人達、いやもう、本当におつかれさまです<(_ _)>

 

 出発時はやっぱりいい天気でした。

 あとはひたすら下るのみ。途中の梯子や鎖場で、下を見ながら降りる恐怖から足震えたりしてしましたが、動かなくなるということはなかったのは幸いだった。

 

 途中涸沢小屋で気合を入れた↓

 高地の炭酸は効く。

 250mlで400円だが、野暮なこたぁ言っちゃいけねぇ(運搬費用を考えませう)。

 

 涸沢小屋からテント場を通って涸沢ヒュッテに行ったのだが、その隣にある東大診療所の近くに手描きの地図がありました。

 それから7/13~の死傷者の詳細も書き出されていました。

 亡くなったのは3人で、いずれも50代女性。場所はいずれも吊尾根界隈。

 涸沢岳でお話しした方の1人に、その50代の女性が目の前で落ちたのを見たという方がおりましたが「ホント、ぽとって落ちた。で、200m滑落だったって。」とのことでした。

 

 ホワイトボードの左端に「涸沢の紅葉を見ずして穂高を語ることなかれ」とある。ブログも語りとなるのであらば、また来い。と!?

 

 自分等歩くのがとても遅かった為、後ろから「急いでくれない?」とせっつかれたりもしましたが(勿論道を譲りました)、10時間足らずで何とか上高地に到着。

 お昼は横尾で醤油ラーメンを食べました。

 食べてびっくりした。

 醤油の味がせず、香辛料の味しかしなかった。

 で、食べ進めていくうちにちゃんと醤油ラーメンだという認識に至った。一体どれだけ汗かいていたんだろ…。

 

 徳沢で行き同様ソフトクリームを食べ、明神分岐で2度目の炭酸飲料(今度はペプシ)で気合を入れてラストスパート。

 

 ・・・そして何かね、上高地着いたら夕刻近くなるってのに、はっきり山見えるんだよね。焼岳とか明神岳とか…!

 あとで聞いたところによると、滅多にない天気だったとか?くぅ~今日登山で来た人が羨ましい。

 気を取り直して、河童橋から見た梓川も綺麗でした。

 上高地に着いた後は、お土産を購入後バスで沢渡まで移動。そしてその後車で安曇野へ。

 

 日暮れ前、安曇野で綺麗な光の梯子を見たよ。

 あと、お夕飯はコンビニごはんで済ませました。