夜明けの涸沢カール。今日もいい天気になりそうです。
朝ご飯。
普段朝はパンを食べているので、朝から米は重いなぁなどと思いながら箸を進めた。
出発時はいい天気でした。
ここから大体700m程上昇してゆきます。涸沢小屋は奥穂高岳と北穂高岳との分岐点でもある。行くのは奥穂高岳なので、まず目指すはザイテングラート。
ふと横を見ると、確かに落ちたら助からんなぁと思った。
怖くて下を見て撮影はちょっと無理でした。
ザイテングラートに入ってからだったかな?見慣れているのに見慣れないものを見てしまったのは…。
つかね、どうしろと!?
2度見したことは言うまでもない。
誰だよ、積み石とお賽銭までしてしていったのは‼(何となく気持ちは分かる)
ちなみにこれ、あおりで見ると抜けるような青空をバックに背負い、朝日を浴びて燦然と輝く剥き玉葱になる。
恐らくテント泊の人の落とし物だと思うのだが、誰がこの状況を想像したであろうか…(´-∀-`;)
シュールレアリスムの世界ですかね?
あともう一つ、見慣れているのに見慣れないもの。
ヘリコプターを見下ろす。
見上げることはあっても見下ろすこと、先ずないですね。配送の時間でしょうか?
下は涸沢小屋の対面にある涸沢ヒュッテと東大の診療所です。
して、休憩も多めに挟み、時間を多めにかけてゆるゆる~っと穂高岳山荘へ。
到着後、天候が不安定で周りが見えないことを承知の上で奥穂高岳山頂へ。
山頂の近くにはこれがあります。
晴れていると富士山や槍ヶ岳を臨むことが出来るのだが、周辺は真っ白で殆ど何も見えなかった。ただ、一瞬晴れたおかげでジャンダルムを見ることは出来ました。
奥穂高岳山頂は西穂や前穂からも来る人もおり、社交場兼写乞う場になっておりました。ついでに軽装の人もいればかなりの重装の人もいるので、装備を見るとどこから来たのか大体見当つきます。
あと途中、すれ違ったグループの方に「昨日涸沢小屋に居ましたよね。」と言われ、素直に返事したものの、そんなに自分って目立つかなぁ?と思った(多分髪が長いせいだと思うが)。
話を元に戻して、山頂の近くにこれがあるということは、山頂には何があるかというと…
穂高神社の嶺宮。
よくかような場所まで石材運んだよな。ここくるのに梯子や鎖場結構あるのに。
神社とくれば、勿論持って行きましたよ。
初代お守り水晶と2代目お守り水晶。
バックが青空だったら良かったんですがねぇ。まぁ、仕方がないかな。
その後山荘に戻り、お昼にした。
お蕎麦。
ラーメンにしようかうどんにしようか蕎麦にしようか悩んだ結果、上のものに落ち着きました。上にちょこっと映っているのが同行者が食べていたカレー。
その後山荘にチェックインして、キラズのみが涸沢岳山頂へ。同行者はというと、お昼寝。
奥穂高山荘は今年100周年ということで、ピンバッジを頂きました。
100周年記念のグッズも出ていたのだが、欲しいものが売り切れていたのでショックだったのだが、当初の予想以上の売れ行きだったらしく、再来月以降来荘者限定のオンラインショップで再販してくれることに♪
特に何かあるわけでもない。
行き交う人幾人かとお話をし、写真を撮って帰りました。
これは北穂方面かな。
これはちょっと分からない( ̄▽ ̄;)
頂上から足元を臨む。この時点で怖くて足震えてんだよね。
奥穂高岳は日本で3番目に高い山で百名山の一つ。涸沢岳は8番目に高い山。ただしいずれも3千メートル超。そりゃ恐怖で震えて当然だよね。
戻ってきたら
こんな天気。こちらは東側です。
石の壁の向こうは急峻な下り坂で、残雪もあるのだが、この時期の残雪は色の白い氷のようなものだから、ツルリと滑って奈落行きだろうな。
こんな感じである。
して、壁と山荘に間には石のベンチやテーブルがあるのだが、そこは日が暮れるまで宴会場と化しておりました。元気ダヨネ。
西側はどうだかというと、夕焼け劇場という名称がついておりました。
生憎天気が良くなく、綺麗な写真を撮れなかった。
少し時間が経過して
この後さらに曇ってしまい、写真は撮ったものの良くなかったのでアップしませんでした。
ブレブレですが、お夕飯。
塩サバとか和風パスタとか野菜コロッケとか大根のお煮しめなど。味噌汁の具は茄子。デザートは林檎のコンポート。
夕食後ボケーっとした後に寝たのだが、X時間後、時間にして午前1時にキラズは同行者に叩き起こされました。
何だろう?と思ったら、「外に往こう♪」ということでした。
防寒着を着て外に出たら、すっかり空は晴れて満天の星+天の川とご対面。
満月に近い月が出ているはずなのだが、両サイドが山であるため隠れていたのかもしれない。疑似経験はしたことあるものの、この時生まれて初めて星明かりなるものを実体験した。心の底からじんわりと感動したのは言うまでもない。
して、僅かながら星の知識はあるので夏の大三角形を探したり、黄道星座を探したりしてしばらく自分が聞き取れる程度の小声で話しておりました(当方ささやき声は全く聞き取れない)。
流石に星空の写真を撮れなかったが、それも仕方あるまい。
で、身体が冷え切る前に山荘に戻って就寝しました。