昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

大走りが出ていましたな

 この時期だと、大走りというよりは走りか?大体鹿児島県産。で、静岡では本日初売りが始まりました。うきゃぁ!?というお値段がつきました。


 機械製造のやぶきた種の過去最高の金額、㎏単価8万8800円を遥っか~に上回る、108万円がついた。1kgでですよ!?産地は富士宮市。品種はさえみどり。製造は手もみ。但し手もみの流派までは不明。1日がかりで1kg製造がようやっとらしい。
 ちなみに108歳のことを茶寿というので、それに引っ掛けた模様。

 

 この市場は葵区で開かれたものだが、ここのところ37年連続で清水区のやぶきた種が高値をつけられていたそうな。

 手もみのお茶って、ティーボウルに入れてお湯を注いで放置すると、水色を僅かに黄金色に染めながら葉が綺麗に開いていくんだよね。
 
 在来種ラバーな自分としては、やぶきた以外に光が当たるのは喜ばしい。
 どこの茶畑にも存在している、実は苦くて飲めたもんじゃあないが、強いので交配に欠かせないZ1という品種がある。お試し量でノーマルタイプとプレミアムタイプを持っているので、GW中、暇(いとま)が出来たら飲み比べてみようかと考えている。
 入手先は浅草の産業貿易センター(?)で開催されたシングルオリジンフェスだよ。お茶の農家さんと話したい人、兎に角色々飲んでみたい人、レアな産地やレアな品種狙いの人、自分なりのこだわりがある人にはオススメのイベント(入場は有料)。今年もあることを願いたい。

 

 本日のお茶。

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 お茶は遠州のもえぎ。
 お茶請けは奈良県奈良市は横田福栄堂さんの五徳味噌煎餅。
 小麦ベースのお煎餅で、細ら長い海苔巻かさっている。五徳という字を見て、丑の刻参りを思い浮かべたのは自分です。『鉄輪(かなわ)』を知らないと何で!?と思われることだろう(←もう少しネタの知識レベルを下げろや)。 
 食べる前は味噌がくどい?と思ったが、全くそんなことはなく、美味しくいただけました。この味なら紅茶でも合うのがあるだろう。