昨日の不倶戴天の敵は 今日の刎頚の友

日がな一日世界の傍観者となって独り言をのたくった跡

元々忍者刀が好きなんだけれどね

はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」。

 

 己の性格からして様々なものが選べるのだが(←浮気者と云ふ)、まぁ先日兄上と庖丁の話をしたこともあるので、日本刀十選といってみようか。

 ちなみに元々日本刀よりも忍者刀の方が好きだったが、資料残っていないに等しいんだよね。それに憧れたのは、楠正成さんと真田十勇士が原因。だが、好きな勇士は筧十蔵(←マテ)。

 

 好きだけど詳しくないし、脳内記憶のみで書くからちぐはぐなところもあるかもしれない。ついでに儀仗や鎮壇具なんかも含む。好きな順不同。実際に見ているものばかりなので、個人的な感想も盛ってある。無視歓迎。

 

 1 新藤五国光の太刀 鎌倉時代の刀工で、相州伝の祖。知識がない時に見て一目惚れした。短刀の名手の流派らしいが、太刀も素晴らしい。

 

 2 陽宝剣と陰宝剣 仏壇具。二振りで一組らしいので、これで一つとする。聖武天皇の遺品で、1250年間以上行方不明になっていたもの。そういや聖武天皇は水龍剣を佩刀していましたね。

 

 3 楠公景光 太刀。読んで字の如く、正成さんの佩刀。小竜景光とも。鎌倉時代長船派の刀。宿っているのは眼光鋭くちょっとやんちゃな感じの少年(16歳くらいか?)。明治天皇も佩刀していたことで知られる。

 

 4 兼房 兼氏 脇指。刀工さんをして、神霊の加護があったとしか思えないと言わしめた一品。ガダルカナル島の砂鉄で鍛刀された鎮魂刀。宿りを視る力がなくとも白く光っているように見えた。

 

 5 五月雨 打刀。新々刀の祖、山浦環(四谷正宗)が打ったもの。刀身そのものが青い霞がかっている。彼の最高傑作と謳われている一期一腰の一組も素晴らしいが、敢えてこちらを挙げてみる。彼の兄も刀工で、コラボ作刀もある。

 

 6 堀川国広の太刀 金剛峯寺に奉納されている。新刀の祖。本名は山田金太郎。刀工の中でも少し変わった経歴の持ち主。個人蔵が多いので知名度の割には外に出されていないかと…。

 

 7 七星剣(四天王寺) 聖徳太子の佩刀の一振り(もう一振りは丙子椒林剣)。法隆寺の七星剣は幼少期の聖徳太子の守り刀と伝えられている。見た時に巨大カッターナイフと思ったのはここだけの話。

 

 8 七支刀 儀仗。見た目の派手さからご存じの方は多いかと。百済から贈られたものだそうです。実物は現在錆ていますが、元々どんなものだったのか非常に興味がある。 

 

 9 眠龍子壽實 これは名前が書けなくて本で調べました。読みは「みんりゅうしとしざね」。刃文に富士と名月がある打刀。見事なまでに左右対称に富士と名月がある逸品。刀そのものが纏う雰囲気が独特で、よく分からないが迷い込みそうだと思った物。

 

 10 肥後守 小刀。言わずと知れた一品。ある一定以上の年齢の方ならご存じかと。親父が浮丸を持っていて、自分は母から譲り受けたもの。専ら色鉛筆削りに使っている。センター試験で鉛筆をこれで削っていたが、よく注意されなかったもんだ(^▽^;)

 

 っとまぁこんな感じかなぁ?

 日本刀とくればまず思い浮かべるであろう天下五剣が入っていないのは故意じゃあないよ?綺麗だと言われている三日月宗近、確かに綺麗かもしれないけど、何か見た目のバランス悪いんだよね。本来の姿とは異なるからだろうか?

 見た感じ纏っている雰囲気は、武官の格好をしていて、「やれやれ話(愚痴)位なら聞いてやるよ。」と崩した座り方している感じだな。見た目四十半ばくらいか?

 ついでに数珠丸恒次は見た目破戒僧な(男聖でもいいけど)。青い炎バックに背負って、「この世の煩悩を灰燼と化そうか…」とか言ってそうな感じです。

 

 物には魂が宿る故、長年そういった風に思うとその姿形に押し込めることになるから、物に宿るものとしては窮屈なんだろうなと思う。付喪神も大変だね。

 余談だが、自分の腕時計も付喪神がいるんじゃね?と思うことがしばしばある。じゃあなきゃ、幾度も外で失くしてその度に無事手元に帰ってくることなんかないっしょ。

 

 話が乖離してきたので、お題は以上!

 

 これからお茶してきます♪